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[特集]令和6年度 まちの仕事の方針(8)

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北海道ニセコ町

(4)計画的な公共施設管理
計画的な維持修繕、類似施設の統廃合、長寿命化、施設管理の見直しや廃止の検討など、「公共施設等総合管理計画」や「個別施設計画」に基づき、適切な管理運営に努めます。また、町が保有する資産は、売却や貸付などの有効活用を検討し、町の財政の健全性の保持に努めます。施設整備では、「ライフサイクルコスト」を重視し、国の諸支援制度を最大限活用しつつ、施設の改修を適切に行い、持続可能な社会基盤整備を進めます。

(5)広域行政の推進
広域行政については、税の滞納整理、国民健康保険、介護保険、行政不服審査会に関する事務を実施している後志広域連合の機能がより発揮されるよう検討を進めていきます。羊蹄山ろく消防組合や羊蹄山麓環境衛生組合においては、共通経費などの負担が増加しており、構成町村と協議しながら、負担の増加が恒常化しないよう協議を進めます。

今年度もこれまでと同様、私の基本姿勢である「公正、スピード、思いやり」の行動原則を柱に、次代を担うこどもたちへの投資、子育てしやすい環境の拡充を図り、「(1)資源の循環、(2)エネルギーの循環、(3)地域経済の循環」という、本町が将来にわたって自律していくための3つの循環による「子どもの笑顔が輝く元気なニセコづくり」に努めていきます。

◆教育行政執行方針
少子高齢化の進展、地球規模課題の解決、地域格差の拡大といった社会課題が存在する中で、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、学校では学校祭や修学旅行などの学校行事などが従来の形で実施されるなど、子どもたちが生き生きと活動できるようになりました。このような中で、一人ひとりの児童生徒が自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながらさまざまな社会的変化を乗り越えて、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となるよう教育することが求められています。
また、グローバル化が進展する中で、ICTの活用などによる授業改善や、高校のDX化の推進などを通じたデジタル人材育成の抜本的強化や文理横断的・探究的教育の充実なども求められています。
新学習指導要領が、小学校、中学校、高等学校において実施展開され、その評価・改善が具体的に求められます。また、「社会に開かれた教育課程」を重視し、生きる力を育むため「何のために学ぶのか」という学習意義を共有しながら、「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善と、組織的・計画的に教育活動の質の向上を図るための「カリキュラム・マネジメント」を確立することが必要です。
本町においては、「ニセコスタイルの教育」の充実を図り、コミュニティ・スクールの活動との一体化を図りながら、地域教育資源を有効活用します。地域全体で子どもたちの英語力向上や豊かな学びの体験機会などの拡充に取り組み、「社会に開かれた教育課程」の推進に努めます。
また、学校におけるICTの活用を積極的に推進し、教師の指導力の向上を図るとともに授業改善を推進することができるよう、学習環境の充実に努めます。
特に、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の往還による一体的な取り組みが実現できるよう、学校内外で教育の質が高められるよう、環境づくりを進めます。

◇1 持続可能な社会実現の推進
(1)SDGs・ESDの推進
教育は、人が生きるうえでの基盤となるものです。SDGs未来都市や環境モデル都市の取り組みをはじめ、ニセコならではの環境を生かし、子どもから大人まで誰もが質の高い教育を受け、生涯にわたって学びを深める持続可能な社会の創り手を育む教育(ESD)を推進し、持続可能な社会(SDGs)の実現につなげていきます。

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