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[特集]令和6年度 まちの仕事の方針(9)

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北海道ニセコ町

◆2 豊かな心と健やかな体の育成
(1)子育て支援の推進
子どもたちの笑顔が輝くまちを目指し、第2期子ども・子育て支援事業計画に基づき、子育て支援策を総合的に推進します。また、令和7年度から5年間の計画となる第3期計画の策定作業を進めます。
地域子育て支援センターでは、未就園の親子を対象とした交流・学習の場の提供や子育てに関する相談・援助のほか、一時保育や休日保育を実施し、子育て環境の向上を図ります。
学童期の児童に対しては、放課後に安全・安心な居場所や発達段階に応じた遊びや生活ができる場として、放課後こども教室やニセコこども館における学童保育事業を実施し、子どもの健全な育成を図ります。
また、子育ての相互援助活動を行うファミリーサポートセンター事業やNPO法人による長期休暇中の預かり保育活動、子どもの遊び場などを拡充し、地域の力を活用しながら地域全体で子どもを育むまちづくりを進めます。

(2)幼児教育・保育の推進
乳幼児期は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な時期です。子どもが安心し生活できる場を提供し、成長や発達を支えるとともに、質の高い幼児教育を実現していくことが重要です。そのため、幼児教育と保育の両面を担う幼児センターでは、自然の中での保育・遊びや生活を通して、基本的生活習慣の育成や豊かな心と健やかな体の育成につながる教育・保育に取り組みます。また、家庭と連携した絵本の読み聞かせや、外国語指導助手・国際交流員による英語タイムなど、地域との多様な関わりを深めながら保育を進め、幼児期の終わりまでに育って欲しい姿を大切にします。小学校の学びへの円滑な接続、中学校・高校・大学などとの連携や交流を推進し、幼児教育・保育の一層の充実に努めます。
また、利用者の利便性向上や保育士の業務負担を軽減するため、保育支援システムの拡充など、DX化の推進を進めます。

(3)体力・運動能力の向上
子どもが健やかな生活を送ることができるよう、家庭と連携し、基本的な生活習慣づくりを進めるとともに、全国体力・運動能力調査などの結果を活用し、幼児センター・学校での体力づくりの充実や運動習慣の定着に努めます。

(4)健康教育・食育の充実
学校給食については、安全で安心、安定した運営のため、衛生管理の徹底のほか、調理機械や設備の適切な維持管理や点検・修繕の実施、調理機械などの計画的な更新を進めます。
また、地元をはじめとする道産・国産の食材の活用により、さまざまな食に触れることができるよう努めるとともに、学校給食を通じて望ましい食習慣や食文化、食を通した健康への関心を育てる食育指導を進めます。
アレルギー対応については、保護者や児童生徒、学校と連携し、個別に対応していきます。
学校給食費については、食材費が値上がりの傾向にありますが、本年度も公費負担により学校給食費一食当たり単価の据置きを継続するほか、学校給食費の免除の対象をこれまでの第3子以降から第2子以降に拡大し、さらなる保護者負担の軽減を図ります。

(5)人権・道徳教育の推進
本町は国内外からの移住者も多く、文化や社会的背景が異なる多様な子どもが就園・就学しています。有島武郎が遺した相互扶助理念の定着のほか、平和で民主的な社会の実現や互いの人権、多様性を尊重し思いやる心を育む道徳教育を家庭や地域と一体となって進めていきます。
また、子どもの権利条約に基づく子どもの人権を最大限に尊重し、豊かな心や人間性の育成に努めるほか、まちづくり基本条例第11条(満20歳未満の町民のまちづくりに参加する権利)に基づく子どものまちづくりへの参加を進めます。

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