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自治体の皆さまへ

令和5年度 教育行政執行方針(2)

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北海道中川町

▽明日を担う人づくり
1.生涯学習の推進について申し上げます。
人生100年時代を迎え、誰もが生涯にわたり健康で充実した人生を送るための主体的な場として、関係機関、団体、町民との連携を図りながら、様々な学習機会の提供に努めてまいります。
図書室は、生涯学習を推進する上で大きな役割を担っていることから、図書及び各種資料の充実や企画展示など、利用者のニーズに応じた図書室サービスの向上に努めてまいります。また、「中川町子どもの読書活動推進計画」に基づき、子どもの読書活動を推進してまいります。
放課後児童クラブや長期休業中に実施する「ワクワク体験教室」を通じて、読書・学習や創作活動、遊びを通した体力づくりや様々な体験活動に取り組むとともに、家庭と連携して電子メディアに触れる時間を減らす「なかがわスライド30」に取り組むなど、子どもたちの健全育成に努めてまいります。
高齢者学級ポンピラ塾は、生きがいのある人生を過ごすために、自らの知識・技能を身につけるとともに、学習の成果を地域に還元していく場でもあることから、教育現場における「ふるさと学習」等を通じて、次世代を担う子どもたちとの異世代交流を深め、ふるさとの歴史・知恵を継承する活動を推進してまいります。

2.学校教育の充実について申し上げます。
「確かな学力の育成」につきまして、文部科学省は、5類感染症への移行後の学校教育活動について、「単にコロナ禍以前の姿にもどるのではなく、これまで制限されていた学校教育活動のうち真に必要なものを回復させるとともに、GIGAスクール構想のもとで生み出されてきた多様な教育実践の工夫を取り入れることにより、いわば新しい学びの在り方へと進化を図っていくことが重要」としています。
本町におきましても、学校の臨時休業時のGIGAスクール端末を用いたオンライン学習や健康観察をはじめ、電子黒板を使用した授業など、コロナ禍において児童生徒の教育環境におけるデジタル化が進み、令和5年度中には、GIGAスクール構想に対応した学習支援ソフトを導入してまいりたいと考えております。
この学習支援ソフトは、協働学習・一斉学習・個別学習それぞれの学習場面に対応したもので、ドリル学習や授業での意見共有の活用、児童生徒一人ひとりのデータ蓄積及び効果検証までの一連の流れをサポートするものです。効果的な学習、そして確かな学力の定着のため小中学校における教育活動のデジタル化を図ってまいります。

中学生を対象とした学習支援「なかがわ塾」では、ボランティア講師のご支援、ご協力をいただきながら、生徒個々の習熟度に応じた指導を行い、生徒の高校進学の支援を進めてまいります。

「豊かな心の育成」につきまして、新型コロナウイルス感染症の流行以来、全国的に「元気のない児童生徒が増えた」とする学校の割合が、2割強にのぼるなど、児童生徒の心身にも一定程度の影響が生じていると指摘されています。
小中学校では、生徒の健康観察及び日ごろの様子など、校務支援システムを活用して記録・情報共有しております。児童生徒の不安やストレス、さらにいじめ防止も含め、その兆候を見逃さないよう、小中学校ともに関係機関と連携して取り組むとともに、支援員の配置及びスクールカウンセラー等の教育相談の充実を図り、未然防止、早期発見・解消に努めてまいります。

「健やかな体の育成」につきまして、体育授業や部活動に外部講師、オンラインを活用した運動プログラム、コオーディネーショントレーニングを取り入れるなど、運動能力及び体力の向上に努めてまいります。
また、「愛食弁当事業」を通じて、地元食材及び道産食材を学びながら楽しい食事につながる食育活動を推進することとし、令和5年度は、関係事業者の協力を得ながら月2回程度実施してまいります。

中学校の部活動につきましては、国から学校部活動から地域部活動への移行が求められており、本町といたしましては、部活動の地域移行を子どもたちのスポーツ活動や体験活動の在り方を再構築する機会と捉えて、令和5年度には、スポーツ庁の「休日運動部活動の地域移行に向けた実証事業」を活用し、児童生徒、保護者、教職員、関係団体からの意見・要望などを聞きながら具体的な取組を進め、地域の課題と今後の方向性を検討してまいります。

以上、令和5年度に取り組む主要な方針と施策を申し上げました。
町議会議員各位、並びに、町民の皆様の、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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