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デイサービスセンター・訪問介護事業所がリニューアルオープンされました

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北海道中頓別町

中頓別町では、これまで、地域医療・介護・福祉・保健の一体的な見直しを行ってきており、地域医療提供体制の再構築などに取り組んできています。また、令和5年4月には、デイサービスセンターと訪問介護事業所が町へ移管されました。今月号では、医療提供体制と併せて、デイサービスセンターや訪問介護事業所、介護医療院、今後の体制について、ご紹介していきます。

◆中頓別町の医療提供体制について
中頓別町の医療・介護サービスは、病院・介護医療院・訪問看護・通所リハビリ((1)中頓別国民健康保険病院)、特養((2)特別養護老人ホーム長寿園)、養護((3)養護老人ホーム長寿園)そして在宅介護サービス((4)デイサービス・訪問介護)の4つの提供主体があります。
令和4年度に開院された、介護医療院では、長期療養を送ることを前提とした介護保険施設で、「住まいと生活を医療が支えるモデル」として、日常生活の身体的介助や医学的な管理、看取りやターミナルケアなどに対応することができるようになっています。現在、入所定員16名に対して、12名が入所しています。
在宅介護サービスは、町内の高齢者が要支援・要介護となった際、身体機能低下の防止や認知機能低下の予防、機能訓練などを提供し、在宅生活の継続を支えるのが在宅介護サービスの役割です。

◆中頓別町の課題
これまで中頓別町では高齢者の在宅生活を支える訪問看護、訪問介護とも提供体制が弱く、結果として高齢者が自宅に閉じこもって虚弱になり、独居および高齢者世帯での生活が維持できなくなり、施設入所や子ども達のいる旭川、札幌などの町外に出てしまう傾向にありました。このまま町外への人口流出・人口減少が続くとこの町の維持自体が危ぶまれることとなります。その中で、デイサービス、訪問介護を突破口として、訪問看護・訪問診療など町の在宅医療・介護サービスを一体的に整備、充実させるため、今回、在宅介護サービスを中頓別町に移管し、一元化することで、本来の介護保険が目指す「自立支援」のサービスを実現していく構想となります。

◆4月からどう変わったのか︖
令和5年4月から、デイサービスセンターと訪問介護事業所が中頓別町へ移管されたことで、図1のように変更となります。
デイサービスセンターは、営業日を月曜日から土曜日までとします。地域密着型で定員18名の小規模なデイサービスです。家庭的な雰囲気や個別性の高い活動が可能です。今後、利用者の通所だけではなく、カルチャーセンターの様な趣味活動、最新のカラオケ機器を導入し、認知機能向上や利用者同士の楽しみの構築、作業療法士による専門的な機能訓練を受ける図1デイサービスセンター・訪問介護変更内容ことができる体制を整え、「ワクワクする場」にしていきます。また、銭湯のような一般大浴槽や車いすのまま入浴ができる特殊浴槽を完備しており、職員も経験のある介護福祉士資格者が多数を占めているので安心して入浴が可能です。
訪問介護事業所も営業日はデイサービスと同様、月曜日から土曜日となっています。利用者のご自宅に訪問介護員(介護福祉士・実務者研修修了者)が訪問し、生活援助(調理・洗濯・清掃など)と身体介護(清拭・入浴介助・食事介助など)を1回20分以上からご利用できます。利用者ニーズは、ますます施設サービスから在宅サービスへと転換してきており、住み慣れた自宅で最期を迎えたいと思っている方々が多くを占めています。中頓別町の在宅介護サービスをより充実させるために病院・特養・養護・在宅介護サービスが連携し、中頓別町に住んでいて良かったと思える介護サービスを今後充実させていきます。

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