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自治体の皆さまへ

防災コラム 日頃から災害に備えましょう(38)(2)

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北海道伊達市

▽避難施設に行くかどうかの判断
地震の揺れが収まったら家屋が損傷していないか点検しましょう。壁に亀裂が入る、窓や扉の開閉がうまくできない、家の裏の崖が崩れている、庭の地面にひび割れや段差ができている場合は、家に留まるのは危険です。避難所に大勢詰めかけてしまうと、居住環境が悪く健康を損ねる方が発生するため、このような損傷が見られたら、市役所が指定した避難所に避難しましょう。
停電復旧時に火災が起きるのを防ぐため、避難所に向かう時は必ずブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めましょう。

▽遠出していて自宅に帰れなくなる
大きな地震が発生すると公共交通機関が止まり、道路も損傷して帰宅困難になることがあります。
最寄りの安全そうな施設の屋内に避難して、どの範囲に何が起こっているのかスマートフォンなどで情報の収集をしましょう。このとき、SNSのデマ情報に注意し、出所が不明確な情報を信じて拡散に加担しないようにしましょう。
避難先で一夜を過ごす可能性を考え、遠出するときは仮眠用のアイマスクや耳栓と保温用の衣類を持っていると重宝します。

▽日頃の家具の転倒・飛散対策
前触れなしにやってくる地震に備えて、屋内の安全性を高めておくことが大事です。タンスや食器棚、本棚などは壁面や天井に固定して転倒を防ぎましょう。
家具と天井の間の隙間に重いものを乗せておくのは厳禁です。万一転倒したとき下敷きにならないように寝床と家具の配置を工夫しましょう。
地震の揺れで扉が開いて中身が飛び出さないように取り付ける器具が商品化されています。
棚の上に置いてある電子レンジ、液晶テレビ、花瓶なども地震の揺れで飛んできて凶器になってしまうことがあるため、底に貼る粘着シートが商品化されています。
夜中に地震が発生し停電してしまうことがあります。裸足で暗い屋内を歩いて床に散乱しているものを踏んでケガをするリスクがあるため、履き古して足になじんだ靴を箱に入れて寝床のそばに置いておくのがおすすめです。

・家具と天井の間に取り付ける突っ張り棒
・観音開きの扉につけるチェーン
・テレビ・電子レンジ・花瓶などに貼って固定する粘着シート
※詳しくは広報紙をご覧下さい。

▽停電・断水対策
地震の発生に伴って長期間停電や断水が発生することがあります。電池式のLEDランプが商品化されています。これらを壁面に設置し、持ち歩き用も準備しておくとよいでしょう。
大きな地震が発生すると道路網の損傷などで物流が滞ります。安全な飲料水は欠かせません。一人1日3ℓで1週間分程度ペットボトルの飲料水を確保しておきましょう。普段購入している食材も入手困難になる可能性があります。常温で保管できる予備の食材を1週間分くらいは持っていて、使っては買い足す生活を習慣付けると安心です。

問合せ:危機管理課危機管理係(市役所2階)
【電話】82-3162

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