■全国体力・運動能力、運動習慣等調査とは?
子どもたちの体力・運動能力や運動習慣、生活習慣を把握するため、全国の小学5年生、中学2年生を対象に行われている実技と質問調査です。調査結果のデータは課題に対応した施策の実施や学校の授業等の充実・改善に役立てています。
今月号では小学5年生の調査結果についてお知らせします。
小学校5年生の結果は、男女ともにほぼ全ての種目で全国平均を上回っており、特にソフトボール投げでは平均を大きく上回る結果となっています。佐呂間小学校では体育専科教員の配置により、体育の授業等で効果的な体力づくりやタブレットなどのデジタル教材を取り入れた取り組みが行われたことも要因の一つであると考えられます。体育の授業でタブレットなどICT(デジタル機器)を使って学習することで「できたり、わかったりする」ことが「いつもある、だいたいある」と69%の児童が回答しており、全国平均の47%と比べるとICTなどを積極的に取り入れた授業の効果が窺えます。
◇(全国平均を50とした比較)
男子は「運動やスポーツが好きですか」の質問に対し、「好き、やや好き」の回答が全国平均の92.4%よりやや低い90%でした。しかしながら、体育の授業以外での平日1日の運動時間は全国平均の約60分に対し約90分と上回っており、半数以上の児童が地域のスポーツクラブへ加入していることなど、体力作りの基礎となる活動が日常的にできている傾向にあると考えられます。
◇体育の授業以外で1日どのくらいの時間運動やスポーツをしますか(男子)
女子は「運動やスポーツが好きですか」の質問に100%が「好き、やや好き」と回答しており、全国平均の85.9%を大きく上回っています。また、「体育の授業は楽しいですか」の質問にも100%が「楽しい、やや楽しい」と回答し、その理由として「出来なかったことができるようになるから」や「友達と一緒にできるから」などの理由をあげています。日常的に友達と楽しみ、協力し合いながら運動やスポーツを楽しんで行えていることがうかがえます。
◇運動やスポーツをすることは好きですか(女子)
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