令和4年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について

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全国体力・運動能力、運動習慣等調査は子どもたちの体力・運動能力や運動習慣、生活習慣を把握するため、全国の小学5年生、中学2年生を対象に行われている実技と質問調査です。調査結果のデータは課題に対応した施策の実施や学校の授業等の充実・改善に役立てています。
今月号では先月号に引き続き中学2年生の調査結果についてお知らせします。

中学2年生は全国平均を下回る得点の種目が多く見られました。しかしながら、全道平均と比べると上回る種目も多く、男子「ハンドボール投げ」では全国平均より大きく上回る結果でした。

男子は「運動やスポーツをすることは好きですか」の問いに100%の生徒が「好き、またはやや好き」と回答しています。また、「保健体育の授業は楽しいですか」との問いにも100%が「楽しい、やや楽しい」と回答をしています。1週間に学校の授業以外で運動やスポーツをする時間も毎日120分以上と全国と比べてもより多く、スポーツや運動に親しんでいることがうかがえます。「授業が楽しい」と答えた生徒の理由で1番多かった回答は、「体を動かす事が好きだから」でした。その一方で「平日学習以外で1日にどのくらいの時間、テレビやDVD、ゲーム機、スマートフォン、パソコンなどの画面を見ていますか」の問いには、4時間以上が43%となっており、全国の29%を大きく上回っていました。
女子では各種目の得点は平均より低いものの、「運動やスポーツをすることは好きですか」に「好き、やや好き」と回答した生徒は全国平均より多く、「保健体育の授業は楽しいですか」との問いにも「楽しい、やや楽しい」との回答が全国平均の84%を上回り95%を超える結果でした。しかし、男子同様、平日学習以外でテレビ、ゲーム、スマートフォン、パソコンなどの画面を見ている時間が4時間以上と回答した生徒が50%と非常に高く、全国平均の27%の倍近い結果となっています。また、毎日の睡眠時間が6時間未満と答えた生徒が13%で、全国平均の12%、北海道平均の10%と比べやや高い結果となっています。部活動や地域のスポーツクラブに所属していない生徒が30%以上と全国平均の10%と比べ高くはありますが、学校の授業で楽しみながら体力づくりをしていることがうかがえます。

◆平日、学習以外で1日にどのくらいの時間、テレビやDVD、ゲーム機、スマートフォン、パソコンなどの画面を見ていますか