文字サイズ
自治体の皆さまへ

バンキシャ野添隊員が行く!第3回~地域おこし協力隊コーナー~

3/36

北海道余市町

広報業務支援員である野添博雅(のぞえ・ひろまさ)隊員が地域おこし協力隊の活動内容や、協力隊の視点で余市町の魅力を伝えるコーナーです。

■田口りえ(たぐち・りえ)隊員
今月は観光協会支援員の田口りえ隊員に、地域おこし協力隊の活動で大切にしている考え方や余市町を盛り上げるアイデアについて聞きました。旭川市出身の田口隊員は、デザインや企業向けコンサルティングなどの仕事を経て、2年前の令和3年10月に余市町地域おこし協力隊として着任。現在は余市観光協会で勤務しながら、主に「観光協会オンラインショップ運営」「町内を巡るサイクリングマップ作成」「Yoichi(余市)タータンのブランディング」の3つの業務に取組んでいます。

Q:2年間の協力隊活動で印象に残っていることは?
余市町に来るまで「Yoichiタータン」を知りませんでした。観光協会が商品企画を考えていたタイミングと着任の時期が重なって、私が担当することに。Yoichiタータンの柄は小学生が考えて町民投票で決めたと知って、自主性がいいなと感じました。盛り上げるためには地域との一体感が大事だと思って、町在住のハンドメイド作家さんや余市養護学校と協力して商品を開発しました。今では20種類くらいの商品がエルラプラザに並んでいます。

Q:協力隊として活動するうえで大切にしていることは?
出会いや人とのつながりを大切にしています。サイクリングマップはリタロードの清掃活動で知り合った高校生と協力して作ったんですよ。一人でも作れたかもしれませんが、協力したことで高校生の家族や周囲にもマップのことが広がったんです。観光って、町の人に親しみを持ってもらわないと根付かないと思っていて。大きな目標として「町の人を巻き込むこと」を考えながら活動しています。

Q:観光の視点から、余市町を盛り上げるアイデアはありますか?
町民が「町のここがいいところだよ」って積極的に言えるようになるといいなと思います。聞かれたときに「何もないよ」じゃなくて、これからの季節だと「リンゴがおいしいよ」とか「品種が何十種類もあるんだよ」って。考え方をちょっと変えるだけでいいんです。みんなが言えるようになれば、町に観光広報担当がいっぱい生まれるじゃないですか。もっと余市町が盛り上がると思います!

■ラフェト・デ・ヴィニュロン・ア・ヨイチ2023
9月3日に「ラフェト・デ・ヴィニュロン・ア・ヨイチ(農園開放祭)2023」が登町で開催されました。7回目となる今年は参加者・出店者ともに過去最大規模に。去年の参加者400人から大幅にパワーアップして、1,200人ものワイン愛好家が道内外はもとより海外からも余市町を訪れました。写真撮影のため約5時間くまなく会場を回った私が、ラフェトの様子をリポートします。
登町に点在するブドウ畑やワイナリーに設けられた会場は14か所。ワインとフードは各ブースにてキャッシュオン(現金引換え)方式で提供され、ワインは基本的に1杯200円~300円で30ml試飲することができました。
会場内ごとに畑の中でワインを楽しめるテーブルが用意されていたり、畑を一望できる展望台があったり。参加者のみなさんは、それぞれ個性的なワイナリーを巡る楽しさを感じている様子でした。
全14会場を回り終えた時点でスタートから5時間が経過。ワインを飲まずに回ってこれだけ時間がかかるわけですから、各会場でワインを楽しんでいた参加者が全部回るのは難しかったようです。JR余市駅へ帰るバスの中では「来年は回りきれなかった所を訪ねよう」と話す人もいて、余市のワインと同様、余韻をたっぷり残しながら開催されたラフェト2023でした。

問合せ:政策推進課広報統計係
【電話】21-2117

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU