新年のごあいさつ

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■余市町長　齊藤啓輔
新年あけましておめでとうございます
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
令和6年の新しい年を皆様とともに迎えることができましたことを大変うれしく思います。
さて、昨年を振り返りますと、令和5年は世界的に観測史上最も暖かい1年といわれ、北海道も例外ではなく連日異常な高温に見舞われ、7月20日からは観測史上最長となる44日連続真夏日を観測しました。本町においても8月の約半分は最高気温が30度を超えるなど、暑い日が続きました。そのため小中学校での体育活動や部活動の休止、就業時間の縮小などを行ったところであり、異常気象という言葉をよく耳にしますが、今後もこの異常気象が常態化することを想定し必要な対策を検討しなければなりません。
5月には新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行しインフルエンザと同等の扱いとなり、個人消費やインバウンド需要が回復の兆しを見せるなか、本町においても観光客数が復調傾向にあり、コロナ禍前の賑わいを少しずつ取り戻しつつあると感じています。
しかしながら新型コロナウイルスの感染の減少は停滞していた世界各国の経済活動が再び動き出す要因となり、加えてロシアのウクライナ侵攻もあり、世界的な燃料・資源価格の高騰を引き起こしています。また、欧米の景気回復によるインフレで円安が進んだことも物価上昇に拍車をかけている状況です。スーパーなどに買い物に行くと様々な商品が値上がりしていることを実感する人も多いのではないでしょうか。この燃料価格や物価の高騰は今後もしばらく続くと思われますが、余市町では町民の皆様を幅広く支援するために、高齢者世帯や子育て世帯に対する給付金の支給、小中学校給食費高騰分への支援など、町独自の施策を推進していますので是非ご活用いただければと思います。
また、この度の職員が逮捕、起訴された件につきましては、町民の皆様に改めて心より深くお詫び申し上げます。今回の事態は法を守るべき立場にある公務員としてあるまじきことであり、皆様の町政に対する信頼を失墜させたことは大変遺憾です。町としては今後の状況を見守りながら事件内容の把握に努め、事実確認の上、再発防止に向け全職員に法令順守の再徹底を行うとともに、引き続き皆様の信頼の回復に向けて職員一丸となって全力で取り組んでまいります。
最後に、これから本格的な冬が到来しますが、皆様方におかれましては十分に健康にご留意いただきながら、新しい年が幸多き年となるよう心からお祈り申し上げまして年頭のご挨拶といたします。

■余市町議会議長　藤野博三
新年あけましておめでとうございます
希望に満ちた令和6年の新春を迎え、心からお慶び申し上げます。
町民の皆様には、日ごろから議会活動に対する温かいご理解とご支援を賜り、町議会を代表し、厚くお礼を申し上げます。
顧みますと、猛威を振るっていた新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に移行したことを受け、社会経済全体が正常化を目指し進みつつある中、昨年の夏は異常気象といえる暑さで、全国各地での記録的な猛暑の影響は、農作物の収穫量や品質に大きな影響が出るほどであり、また、一方では、国際情勢の緊迫化による原油高、原材料高と円安による物価高騰は、地域経済に大きな影響を及ぼしております。
国においては、経済再生や持続可能な社会の実現に向けた経済財政政策の推進として、日本経済の再生や持続可能な社会の実現に向け、官民連携を推進しつつ適切な経済財政運営を行い、科学技術・イノベーション政策等の推進として、化学技術への投資の抜本拡充を通じ科学技術立国の再興を図り、デジタルの力を活用した地方創生と地域振興の推進や女性や障がい者など全ての人が参加し能力を発揮できる社会の実現、経済安全保障の強化など安全・安心な暮らしの実現、国民生活を支えるための行政基盤の整備など様々な施策を講じることとされてきました。
本町では、効率的な行政運営に向け、業務手続の電子化やSNSの活用によるデジタル化の推進、多方面からの人材の活用により行政課題の解決を図り、また、食の都よいちプロジェクトの推進など観光振興や経済発展につながるよう取り組んでおり、その実現について期待しております。
私共議会は、議員定数を18名から2名削減後、初めての町議会議員選挙が昨年8月に執行され、常任委員会の構成にも大きな変化がある中、16名により意を新たに研鑽を重ね、諸課題に積極的に取り組んでおりますが、今後も町民の代表として議員一同、全力を挙げてその責務を全うしていく所存でありますので、なお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新しい年が町民の皆様にとりまして、健やかで幸多い年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。