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まち ひと しごとVol.60

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北海道倶知安町

■地域の安全を守るためそれぞれが安全運転を心掛けて
倶知安警察署交通課長 吉田英史(よしだひでふみ)さん
倶知安警察署の交通課長として、今年4月に着任した吉田英史さん。
昔から運動が好きで、子どもの頃はサッカーやスキーなどをしていたという吉田さんは、美唄市で生まれ、その地で幼少期を過ごした。
札幌市の高校を卒業後は、道外の大学に進学。在学中に『地元の北海道に戻って人の役に立つ仕事がしたい』と思うようになり、警察官になることを目指したという。
「人の役に立つ仕事は何かと考えたときに、警察官が思い浮かびました。ほんの些細(ささい)なことであっても困っている人がいれば公平・平等に話を聞くことを心掛けています。地域の皆さんから『ありがとう』と感謝の言葉をもらえたときは、やっていて良かったなと思います」
ドラマでよく見る『刑事さん』や、私たちになじみの深い交番勤務の『お巡りさん』など、ひとえに警察官と言っても、その仕事内容はさまざまで、そのどれもが大切な仕事である。
吉田さんも、現在所属する交通課で、同僚たちと管内の『交通事故ゼロ』に向けて、奮闘する日々を送っている。
「人の命や財産などに直接関わる内容が多く、責任も重い仕事ですが、その分やりがいも多く感じます。外出する機会が増えた最近は、交通量も増え、重大事故が多くなっていることから、皆さんには改めてシートベルトの全席着用やスピードの出し過ぎ注意など、基本的なことを再確認し、自分と周りの人を守るため、これまで以上に安全運転に気をつけてほしいです」
交番勤務の経験が長く、札幌市や函館市、京極町などのさまざまな地域で勤務してきたという吉田さんは、地域の人たちの頼れる『お巡りさん』として、いろいろな経験をしてきた。
倶知安町の駅前交番でも約15年前に勤務しており、当時から冬期間に臨時で開設されていた『ひらふ臨時交番』で勤務した経験も持つ。
「国際的な町なので、それぞれの国の考え方や文化、ルールの違いなどを踏まえ、相手と接する大切さを学びました。あの場所に交番があるということは、何かあっても近くに相談できるという、地域の皆さんの安心感につながっていると思います」
国内有数の豪雪地帯であり、世界中から多くの観光客を迎え、さまざまな国籍の人たちが共に暮らす多文化共生のまち倶知安町。
ここで暮らす私たちの何気ない日常は、地域の安全を守る彼らの努力の積み重ねによって守られ続けている。

※まち ひと しごとは不定期連載です

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