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特集 コロナ乗り越え今年の夏はどう楽しむ?

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北海道倶知安町

新型コロナウイルス感染症の影響で、ここ数年は自宅で過ごす時間が長くなっていた私たちの生活ですが、外出自粛などの行動制限が解除され、マスクなしで過ごせるようになった今年の夏を皆さんはどう過ごしますか?
今年5月8日、新型コロナウイルス感染症は、国によって感染症法の「2類相当」から「5類感染症」に引き下げられ、感染対策については個人や事業主による個々の判断へと変更されています。

この新型コロナウイルス感染症の拡大により、北海道に緊急事態宣言が発令されたのは、2020年4月の出来事でした。その後、私たちの生活は一変し、感染対策でマスクの着用や密の回避、飲食店などでは営業時間の短縮が行われました。
それから3年が経過し、さまざまなイベントや行事などが、コロナ前と同じ形へ戻ろうとする動きが多く見られています。
今月号の特集では、これからの季節、倶知安で楽しめるイベントや自然と触れ合えるスポットを紹介します。

■駅前通りで開催!!第61回くっちゃんじゃがまつり2023
今年の「くっちゃんじゃが祭り」は、8月5日(土)、6日(日)の2日間、駅前通りで開催します。近年は、コロナ禍で延期や縮小が続いていましたが、町の一大イベントがこの夏、戻ってきます。
ここでは、過去のお祭りの様子を写真で振り返ります。

▽くっちゃんじゃが祭り運営本部長 小林義昭(こばやしよしあき)さん
昨年は規模を縮小して開催した「じゃが祭り」ですが、4年ぶりに駅前通りで開催するので、皆さんには2日間、大いに楽しんでもらいたいと思って準備をしています。
今年のじゃが祭りでは、コロナ前とほぼ同規模のイベントを開催予定で、2日目の「千人踊り」には多くの方に参加してもらい、『千人』が踊る姿をぜひこの目で見たいと思っています!
個人的には、屋台での食べ歩きも楽しみの一つです。
年に1度のお祭りなので、できることをして、町一丸となって盛り上げたいと思います。

■ぼく、わたしの今年の楽しみ!
町内の学校に通う子どもたちに、今年楽しみにしていることを聞きました。
一覧については本紙をご参照ください

■倶知安の自然を楽しむ
倶知安は、羊蹄山やニセコ連峰、尻別川などがある緑豊かな自然あふれる町です。
今回は、身近にあって、さまざまな生き物たちや素敵な景色に出会える「旭ケ丘総合公園」と「鏡沼高層湿原」を、これからの時期に出会える生き物たちと一緒に紹介します。
気軽に自然と触れ合うことができる場所で、これからの季節、倶知安の魅力を再発見してみませんか?

▼鏡沼高層湿原

鏡沼は倶知安で唯一、散策路がある湿原です。
アンヌプリの中腹にあるため、道道58号線ルートか、花園ゴルフ場ルートから向かいます。山道を抜けると視界が一気に開け、湿原が広がります。
風のない日は、水面が鏡のように辺りの美しい景色を映し出します。沼の周りにある散策路では、湿原でしか出会えないようなさまざまな植物や昆虫に出会うことができます。

▽ホロムイイチゴ
標高が少し高く、涼しいところで見られるキイチゴの仲間。見た目はヘビイチゴに似ており、鏡沼では道内有数の群生を見ることができる。

▽ヒメシジミ
山地を好むシジミチョウの仲間で、羽の表と裏で色と模様が異なる。開発され寒い土地の湿原や草地などで見られるユリ科の植物。茎は真っすぐ上に伸び、ホロムイイチゴに似ており、鏡沼では道内有数の群生を見ることができる。

▽タチギボウシ
寒い土地の湿原や草地などで見られるユリ科の植物。茎は真っすぐ上に伸び、高さは60~100センチになる。淡紫色の花には、6枚の花びらがあり、横に向かって開く。

▽トンボの仲間
鏡沼では、複数の種類のトンボが生息している。高層湿原でしか見られない珍しいトンボにも出会うことができるかもしれない。(本紙写真はカオジロトンボ)

▼旭ケ丘総合公園
必要な体力目安:★☆☆
所要時間(1コース):30~60分
旭ケ丘スキー場の北側に3本の散策路があります。そこでは、春から秋にかけてさまざまな鳥や植物を観察することができます。
山頂は、スキー場とつながっており、倶知安の町と羊蹄山を眺めることもできます。
普段から、お散歩コースに利用されるなど、ちょっとした体力づくりをしたい方にもおすすめのスポットです。

▽キビタキ
スズメほどの大きさの色鮮やかな鳥。鳴き声が美しく、「ピョロロン」「ヒッ、ヒッ」などのいろいろな鳴き方をする。枝先に止まっている姿が見られるかもしれない。

▽エナガ(シマエナガ)
言わずと知れた小鳥で、白くてふわふわした見た目をしている。体重は8グラムほどで、スズメよりも小さい。枝の込み入ったところを飛び交う姿が見られる。

▽クマゲラ
国の天然記念物に指定されている大型のキツツキ。生きるために、2000ヘクタールを超える広大な森林を必要とする。森深いところが好きだが、町が近くにある旭ケ丘でも見られる。

▽イチヤクソウの仲間
トドマツなどがある人工林で、かれんな花を咲かせる。根にすむ菌から栄養をもらっているため、葉の小さい種類が多い。(本紙写真はベニバナイチヤクソウ)

この他にも倶知安では、水がきれいな川でのラフティングや魚釣り、倶知安の畑で採れた野菜でのピザ作り体験、山を駆け抜けるアジア一長いジップライン、森の中を進む乗馬体験など、『倶知安を満喫できる』アクティビティが盛りだくさんです!
新型コロナウイルス感染症の感染リスクが完全になくなった訳ではありませんが、これからの季節、外出できることを喜び、楽しみましょう!

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