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自治体の皆さまへ

特集 地域で育てるくっちゃん子(1)

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北海道倶知安町

「地域のみんなで子どもを育てていきましょう」という方針で、くっちゃん子条例の制定を目指す本町は、特に近年、子育て支援に力を入れています。
今月号の特集では、妊娠から就学前の支援にスポットを当て、地域のお母さんや子どもたちを見守り、育ててきた皆さんや町が実施している事業を紹介します。

■町の子育て課題
この町の特徴に転出入者や移住者が多いことが挙げられます。道外や海外などの遠方からの転入の場合、親族や知り合いが身近にいなかったり、慣れない土地でどんな支援があるかもわからなかったりするため、孤独な子育てに陥りやすいという問題があります。
町は、町民の多世代交流を目指し、子育て支援団体との連携を強めながら、さまざまな新事業を展開しています。

■保健師から伝えたいこと
女性は、妊娠・出産・産後と急激なホルモンの変化により、今までとは違う自分に戸惑うことがあるかもしれません。頭で考えすぎず、体や心の変化をありのままに受け止めてみんなで子育てしていきましょう。気持ちがモヤモヤしたときは電話でもよいので、遠慮しないで、迷わずご相談ください。
【電話】22-1144
町にはさまざまな支援があります。自分や子どもに合うと感じる支援を、自分たちのペースで利用してもらいたいと思っています。
赤ちゃんや小さいお子さんがいる家庭を主にサポートしています!気軽に相談してください。

このページでは、今年度から新たに始まった産後ケア事業と地域で子育てを支援する皆さんを紹介します。

■産後ケア事業
産後ケアは今年度から始まった町の事業で、なみうち助産院の助産師が自宅に訪問し、お母さんと子どものケアや育児のサポートをします。
困りごとの相談やお母さんのちょっとした休息などのために最大3回利用することができます。
産後ケアは、自宅から24時間電子で申請できるようになりました!町HPから電子申請のページへ移動できます。
今回2回目の利用となるさや香さんは、片側の母乳をあまり飲んでもらえないことを相談し、一穂ちゃんの口や体の筋肉をほぐす体操をしてもらうことで、どちらの母乳も上手に飲んでもらえるようになりました。

■なみうち助産院
「なみうち助産院」は、2014年に真狩村で開業しました。
産後のお母さんは体がまだ回復しておらず、赤ちゃんのお世話もあるため、とても大変な時期です。体のケアを受けて、知識や対応方法などを知ってもらうことで、一緒に産後の大変な時期を乗り越えられるように頑張りましょう。
「この町で産んでよかった」と思ってもらいたいという、町と同じ思いをもって、今年度から産後ケア事業を実施しています。

■倶知安コスモスの会
女性6名の集まりで、約35年ほど前から「子育てでつらいときはハンカチを見て頑張って!地域で子育てをしましょう」という思いから赤ちゃんへのガーゼハンカチプレゼントを行っています。
町の赤ちゃん訪問時に2枚プレゼントされています。

■くっちゃん子ども子育て応援し隊 Popke(ポッケ)Lab(ラボ)
町の子どもたちや子育てを地域みんなで支えたいという思いを持ったメンバーが、町や学校などと連携を取りながら、親の目線で支援を行っています。
昨年11月には町から委託を受け、一時預かり保育の実施を開始しています。

■子育て支援センター
町保育所ぬくぬくと同じ施設内にあり、子ども同士や親同士の交流を持てる場です。
転入者や移住者も多く利用しており、楽しく話をしたり、ちょっとした困りごとを相談したりすることもできます。
イベントなどの情報は、本紙16ページで紹介しています。

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