【特集】もっと知ろう!味わおう!函館真昆布(2)

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■知ってましたか?昆布が運ばれた道「昆布ロード」
かつて函館の真昆布は、松前から敦賀(福井県)まで船で運ばれ、京都・大阪まで送られていきました。
さらに江戸時代になると、北前船を使って下関から瀬戸内海を通る西まわり航路で、敦賀・小浜を経由せず、直接天下の台所・大阪へ。このように運ばれた道筋が「昆布ロード」といわれ、昆布がもたらされた土地では、独自の料理や食べ方が生まれ、今でも富山や福井、大阪は一大消費地となっています。
一方で、北海道は昆布の最大の産地でありながら、あまり消費されていません。しかし、最高級品の昆布が身近なところで手に入るのは、函館市民ならではの特権です!
店頭で昆布を選ぶときには、ぜひ「函館真昆布」をお買い求めください。

■手軽に使おう!「昆布水」と昆布を使ったおすすめレシピ
「昆布でだしをとるにも手間がかかって…」という方に!
◇昆布の水だし「昆布水」の作り方
分量：水1リットルあたり真昆布20g程度
だしの取り方：鍋やピッチャーなどに水と真昆布を入れ、2時間以上置いたら真昆布を取り出す。
コツ：ピッチャーに入れてだしを取ると便利。ただし昆布の入れっぱなしにご注意!

手軽に料理のだしに使えるほか、余ったら冷凍保存もできます。ミネラルや水溶性食物繊維が豊富なので、そのまま飲んだり、これでお米を炊くのもおすすめです。

◇一口メモ
昆布の表面の白い粉はうま味成分
その白い粉は「マンニット」という名のうま味成分です。だから昆布は水洗いせず、表面をかたくしぼったぬれ布巾で軽くふく程度でOKです。

◇タラの昆布〆め　洋風松前焼き
材料：2人分
・タラ(切り身)…200g
・函館真昆布…適量
・カイワレ大根…適量
・万能ねぎ…適量
・大根(角切り・茹でたもの)12カット
・まいたけ…60g
・バター…40g
・サラダ油…40g

作り方：
(1)タラを100gにカットして、函館真昆布ではさみ、ラップに包んで一晩冷蔵庫で保存。
(2)フライパンにサラダ油を引いて、タラを昆布ではさんだまま焼き、焼き上がったら取り出す。
(3)フライパンにバターを入れ、大根とまいたけをソテーし、万能ねぎを加える。
(4)「(2)」のタラを皿に盛り付け、「(3)」をかけてカイワレ大根をあしらう。

カット・写真出典：北海道ぎょれんHP(「タラの昆布〆め　洋風松前焼き」写真除く)

◇その他のおすすめレシピ(動画)
(北海道ぎょれん公式YouTubeチャンネル)
・豚バラ生姜の昆布巻き
・旨みたっぷり昆布だし鶏飯
・タラと昆布のみぞれ鍋