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北広島市はゼロカーボンシティを目指します

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北海道北広島市

地球温暖化による気候変動が深刻な問題となっています。気温の上昇による被害を食い止め、脱炭素社会を実現するため、今できることを考えてみませんか。

◆地球温暖化とその影響
地球温暖化は、二酸化炭素など温室効果ガスの増加が主な原因と言われています。
温暖化が進むと、猛暑や水不足、ヒートアイランド現象の進行のほか、環境変化による生物多様性の減少、農作物の品質低下や収穫量の減少、海水温が上昇することによる漁獲量の減少、大型台風やゲリラ豪雨による被害などが引き起こされ、私たちの暮らしに深刻な影響を与えることになります。
こうした課題の解決に向けて、世界各国が二酸化炭素の排出制限、ゼロカーボンに取り組んでいます。

※ゼロカーボンとは
・エネルギー消費による温室効果ガスの排出
・森林などによる温室効果ガスの吸収
排出量と吸収量の均衡を達成
実質ゼロに

◆ゼロカーボンシティ宣言
市では、令和5年2月にゼロカーボンシティ宣言を表明しました。ゼロカーボンシティとは、2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指すことを表明した自治体を言います。
そして、地球温暖化対策に対する取り組みを強化するため、第3次北広島市環境基本計画(本紙P8二次元コード参照)の改訂を行いました。
この基本計画に基づき、ゼロカーボンシティを実現させるため、市は今年度、次のことに取り組みます。
・市有施設の照明を消費電力の少ないLED灯に切り替え
・環境にできるだけ負荷をかけないで生産している商品を購入するグリーン購入の実践
・アイドリングストップや加速・減速を減らすエコドライブの実践
・通勤時に自家用車を使用しないノーマイカーデーの実施
・徹底した節電対策
・年間を通し、働きやすい服装(ナチュラル・ビズ・スタイル)の実践
・次世代自動車を市公用車に導入
*次世代自動車とは、ガソリンなどの化石燃料の使用を大幅に減らし、環境負荷を和らげた自動車をいいます。ハイブリッド自動車、電気自動車、クリーンディーゼル自動車などがあります。

◆身近なところからゼロカーボンを
市で排出される二酸化炭素のうち、約2割が家庭からのものとされています。小さな割合に見えるかもしれません。しかし、私たちが暮らしの中でちょっとした工夫をしながら無駄をなくし、環境負荷の低い製品やサービスを選択することで、二酸化炭素の削減に貢献することができるのです。
一人一人の意識や行動を変えることが社会のシステムを変えることに繋がります。ゼロカーボンを実現させるためには、私たちが日頃から環境へ配慮した取り組みを進めることが必要です。
快適な暮らしを守るために、今、自分にできることを見つけ、地球温暖化対策への第一歩を踏み出してみませんか。

◆ゼロカーボンのためにできること
◇節電を心掛ける
国内で使用されている電力の70%以上が火力発電のため、発電量を減らすことは温室効果ガスの抑制に繋がります。
対策:
・冷暖房の温度設定を適正にする
・冷蔵庫は詰め込みすぎず、むやみに開閉しない
・LED照明や省エネ性能の高い家電などを導入する

◇地産地消を進め食品ロスをなくす
生産者から消費者までの距離が遠いと、輸送に使用するエネルギー量が多く必要になります。また、残った食品の処理で二酸化炭素が排出されます。
対策:
・地域の直売所を利用する
・食材は賞味期限の近いものから、必要な量だけ買う
・残さず食べきり、余った分は冷凍保存する

◇ごみを減らし、しっかり分別
資源として活用できるものもごみとして燃やすと二酸化炭素が排出され、埋め立てると温室効果ガスのメタンガスが排出されます。
対策:
・ごみを出さない、繰り返し使う、資源として再利用する3R(リデュース・リユース・リサイクル)を心掛ける
・生ごみは分別して黄色の指定袋で出す
・過剰包装をやめ、マイバックを利用する

◇自家用車の利用を見直す
ガソリンや軽油などを使用する自動車は、走行距離が増えるほど温室効果ガスの排出量が増えます。
対策:
・移動はバス、鉄道などの公共交通機関や徒歩、自転車を利用
・自家用車を運転する場合は、エコドライブを実践
・ガソリンや軽油自動車から次世代自動車に乗り換える

◆私のゼロカーボン宣言
・環境課 梅津裕樹
以前から自転車通勤をしていましたが、環境衛生担当になり、自動車に依存しない生活が温暖化対策に役立つことを再認識しました。今後も、近距離の移動には自転車を積極的に利用し温室効果ガスの削減に貢献したいと思います。皆さんも、近場の移動には自転車を活用してみませんか。
6月17日に開催する北広島環境ひろば(*)でも地球温暖化問題を取り上げています。ぜひ、足を運んでみてください。
(*)北広島環境ひろばについて、詳しくは本紙P27をご覧ください。

問い合わせ:環境課
【電話】372-3311(内線4125)

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