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議会だより No.389 議会広報委員会(2)

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北海道北竜町

【一般質問】
9月13日に開会された第3回定例会では、5名の議員から6件の一般質問がありました。

■尾﨑議員
オーガニックビレッジの取り組みについて
◇尾﨑議員
地域ぐるみの有機農業の推進を農水省が支援する「オーガニックビレッジ」がどんどん広がっている。「みどりの食料システム戦略」の一環で実施計画が認定されると交付金が受けられる。農業経営の安定・移住者の獲得・また各地で目指す有機給食実現にも繋がる。
「安心・安全な産物」を謳う北竜町が北空知で率先して取り組みを実践し、リードすることについてどう考えられるか、理事者に伺いたい。

◇佐野町長
現在化学肥料価格においても高騰していることから、有機質肥料への転換が推進されているが、有機農業における生産者の負担や生産コストの割高、収量減少等の課題があり、また消費者には農用地の景観や生産に係る生活環境への影響や、虫食いや不揃い野菜を選択するか等、生産から消費までの循環を構築する必要があると考える。
現在町では、オーガニックビレッジ宣言については、集落等近隣者の理解、更にレベルアップしようとする農業者の意識・意欲、農業者団体のリーダーシップが前提となり、そこに行政の支援を組み合わせた取り組みが整う中で宣言がなされるべきと考える。

◇尾﨑議員
ある時代から輸入された野菜の安さにつられるのではなく、生産者には価格を保証し、消費者には価値を理解してもらえる努力をし、地場産「農業の基本に戻る」という方向を見ることも必要ではないか。

◇佐野町長
生産者に理解をいただき、農業振興協議会の専門委員と対策をし、有機給食についても深川市を含めた給食委員と協議させていただきたい。

■尾﨑議員
中学校部活動の送迎について
◇尾﨑議員
地域の公共交通対策に苦慮する中ではあるが、中学校5校(秩父別・沼田・妹背牛・雨竜・北竜)が合併した野球部・バレーボール部の部活動において、保護者の送迎負担が大きくなっている。
今後も過疎少子化に悩む町で、子どもたちが学校教育の一環である部活動の保護者送迎負担を軽減するための対策をお願いしたい。

◇有馬教育長
現在卓球部を除く野球部・バレー部・吹奏楽部の部活動が近隣校との合同編成を余儀なくされ、練習場所までの送迎は本町での練習日以外は保護者に協力をお願いしている。
本件については本町のみならず北空知関係市町においても共通の課題と認識している。昨年度より北空知圏振興協議会教育部会において検討事項として協議を進めており、引き続き生徒たちが活動できる環境の整備を推進して参りたい。

◇井口教育課長
過疎少子化による活動制限のある公立中学校の部活動において、令和5年から7年まで、休日における対策推進期間としてガイドラインを設け、学校が担っていた業務を段階的に地域に移行する取り組みを進めている。
年度内に2回協議があり、地域の受け皿となる団体や指導者の確保など大きな共通課題となっている。部活動送迎に関しても大きな課題の一つであるため、協議の提案をしていく。

◇尾﨑議員
送りは出来なくてもせめて迎えだけは週一でもスクールバスでできないか。または、専用車や運転手付きの送迎車を長期的に考え準備するだけの予算としては如何か。小学校のスポーツ少年団、各種試合や発表会に十分活躍出来ると思うのでお願いしたい。

◇有馬教育長
地域で部活の指導者はあるが、送迎に関して補助金はついておらず、保護者送迎が基本である。送迎が困難な場合はハイヤーの使用も考えられるが予算が必要なため、教職員や教育委員会職員等も出動することも含めながら考えていきたい。

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