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議会だより No.383 議会広報委員会(5)

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北海道北竜町

■藤井議員 各種助成金について
◇藤井議員
北竜町では老人世帯において、除雪にかかった費用の領収書を持って行き、申請すると2分の1の助成がもらえるが、請求書等で町が支出できないか。後から領収書の提出をすることで、本人の負担を減らせないか。
次に土地取得や設備投資等の助成金の先払いをできないか。又、金額の大きいものには保証人等を付け、対応できないか。同じ金額の助成であっても利用する側からは先に支出して頂けると、大きなお金を用意しないで済むため効果があると思うが、理事者の考えを伺いたい。
◇佐野町長
現在、本町では各助成金の交付に係る条例、要項、財務規則等では概算払いに関する記述はほぼなく、申請者の支払実績に応じて助成金の支出行っているのが現状である。
仮に代金の支払い前に町が助成金を支出するとなると、申請者から契約書等を添付した申請書、概算払い請求書を頂き、8割までの概算払いを行う。その後、支払い完了後に領収書等を添付した申請書を頂き、精算払いとして残りの2割を支払う事となる。
又、申請者の支払いがなされなかった場合、町が支出した助成金の返還作業が生ずる等、申請者は複数回申請作業が生じ、これまで以上に事務が繁雑すると予想される。
これらの事務手続きは、町が公金を支出する上では、欠かすことができない。又、定住促進条例や商工元気支援応援条例に規定されている土地取得、家屋等の新築に係る奨励金等では、前払いされるべきものではないと判断しているため、ご理解頂きたい。
◇藤井議員
前払いを地元企業の利用や請求書で対応できないか。
定住促進、商工会支援条例の関係で前払いされるべきではないとのことだが、仮に先に8割出せて、後で2割となれば、足を何回も運んでも苦にならないのではないか。他町で行なっていない事に挑戦して頂きたい。
高齢化が進み、運転免許の返納も進むが、場合によっては職員が申請者宅に出向く等のサービスも必要となるのではないか。
◇佐野町長
助成金を前払いするとなると、行政としては、規則・定期監査等で多くの書類対応等があり、整える必要がある。出来る範囲の中で、推奨しやすい方法を考えて行く。
今後、職員が出向く事についても、職員と共に構築して行く。

■藤井議員 SDGsについて
◇藤井議員
SDGsの取り組みが広がっているが、北竜町ではどのようなことを検討しているのか、
又、ペーパーレス化について検討されているのか。インターネット環境の拡充、SDGsの考え方が広がる中、紙等の印刷物が減ってきているが、町の広報誌等は変わらず、全戸配布されている。回覧板があることにより近所の方の様子もわかる利点もあるが、パソコン等の普及が進んでいる中、減らして行くような取り組みはしているのか。
又、一緒に配布されている書類をHPで閲覧できれば、さらに良い。費用面でも印刷、紙代の費用等も削減ができ、町内会役員の負担も軽減できると考えるが、理事者の考えを伺いたい。
◇佐野町長
北竜町におけるSDGsの取り組みについては、国際目標となる17のゴールに対し「北竜町総合計画」の各施工策を組み合わせつつ、ひまわりの町北竜に似合う活動を検討したいと考えており、令和5年度に予定している後期計画の策定に反映できるように進めている。
庁舎内のペーパーレス化については、デジタル化検討委員会を配置し、自治体DXの推進と併せ検討を進め、現在一部の会議ではタブレット端末を使用したペーパーレス会議の実施や予算策定時における予算見積資料の電子化等を実施している。
町内会配布物の電子化、インターネットでの閲覧については、現在、町広報はホームページでの閲覧は可能、他の配布物の掲載はしていない。スマートホン等の普及によりインターネット環境は一定程度普及していると考えるが、子供から高年齢者まで幅広い年代に見てほしいという観点から、配布については町内会長等に意見を伺い、進めていく。
◇藤井議員
配布物全てが町ホームページで閲覧できるか、又は町広報以外は各々のホームページなどで閲覧できればと思う。広報誌は保育園・学校等に置けないのか。町内会長に聞くとのことだが、アンケート調査をし、検討してはと思う。
◇佐野町長
議会等でも、タブレットによる説明は、まだ時間がかかる。十分に準備し検討して行く。

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