村民の皆さん、新年明けましておめでとうございます。ご家族そろって健やかに新年をお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。
顧みますと、3年以上にわたり地域活動が制限され、不自由な生活を余儀なくされてきた新型コロナウイルス感染症の分類が5類に移行され、元の社会経済活動を取り戻そうと住民生活優先の政策を進めてまいりました。
そうした中、昨年1月には姉妹都市であるアスペン市を訪問し、10月には延期としていた姉妹都市交流30周年の記念イベントを行うことができました。本年11月にはアスペン市で行われる記念イベントへ訪問団を派遣することになり、村民のご理解とご協力に心より感謝しております。
また、コロナ前に戻して村民スポーツレクリエーション大会やふるさと祭り、紅葉まつりなどを行うことができましたが、まだまだ皆さんの生活、行政区活動などの地域コミュニティの維持、楽しみにしている各種活動など、不自由な生活が続いた1年でもあったと思います。
迎える新年に向けては、村民の皆さんとお約束をした政策実現や地域状況に合わせた政策実行のため、着実に前へ進めなければと考えております。
一方で、温暖化など気候変動や武力攻撃による国際紛争などもあって、先が見通せない経済状況にあり、村内的にはまだまだ多くの課題がありますので、新たな気持ちで村発展のため努力し、持続可能で誰もが報われる社会をめざすことが、私に課せられた責務であるとの思いで頑張る覚悟であります。
引き続き、村民の皆さんの寛大なご配慮とご支援により、目標に向かって挑み安心して暮らせる村づくりを進めてまいります。そして、迎える新年が希望の持てる年になるよう期待をしております。
今年は「辰年」です。動物に当てはめると竜(龍)ですが、竜は十二支で唯一の想像上の動物で、漢書では辰は「ふるう、ととのう」を意味する「振」で、陽気が動いて万物が振動し、草木もよく成長して形が整った状態を表すと解釈されています。そうしたことから辰年は陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形が整う年だといわれており、過去の辰年にはアジア初となる東京オリンピックの開催、世界発の高速鉄道「東海道新幹線」の開業、青函トンネルや東京ドームの完成、BSデジタル放送の開始など大きな転換点となっております。
2024年の「辰年」は、私たちが経験したことのないコロナから回復し、地域経済活動、住民活動がこの数年間から大きく「飛躍」し、私たちの生活が大きく「向上」する年になってほしいものです。
占冠村の基幹産業である農林業や観光産業の進展、生活の基盤である福祉や医療の充実、そして教育や子育て環境の充実など、迎える新年は着実に物事を進め、将来の成功へつながればと願うところです。
また、「ゼロカーボンシティ占冠宣言」の実践に向けた、占冠アクションプランに基づく取り組みを進めてまいります。
村民の皆さんとともに全力で村づくりに取り組んでまいりますのでご支援、ご協力をお願いいたします。
村民各位におかれましては、コロナ禍を乗り越えた自信のもと、新年が希望に満ちた素晴らしい年でありますようお祈り申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
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