納税に困ったらまず相談を
名寄市の徴収率は、99・2%(令和4年度決算・市税現年滞繰合計分)で北海道35市の中では非常に高い徴収率です。このことは、多くの市民の皆さまの納税に対するご理解によるものです。
しかし、市税の収入未済額は約2500万円となり、昨年より約650万円、約35%増加しており、これは物価高で物の値段の高騰による影響や新型コロナウイルス感染症による経済情勢の悪化により、納付困難な納税者が増加しているものと推測されます。厳しい財政状況において、滞納は、市民生活に欠くことのできない福祉、教育、産業振興、社会基盤整備のあらゆる施策に影響が生じるだけでなく、滞納整理事務にも多額の費用がかかることから、非常に不利益となります。
公平、公正な納税のため、市では引き続き滞納整理の強化に取り組んでいます。
■事情がある場合は必ず相談を
催告書や最終催告書には納付期限を記していますが、その日までの納税相談も促しています。
滞納に至るまでの生活状況の変化は、相談がなければ把握することはできません。そのため事前に相談がない場合は、滞納処分の手続きを進めることになってしまいます。
病気や失業、事業の廃止などやむを得ない理由により、一時的に市税などを納期内に納めることが困難な場合は、必ず納期内に市の税務課納税係まで連絡してください。生活状況を聞き取ったうえで、納税に関する相談を行っています。ただし、虚偽の申し出がわかった場合や事前に連絡がない場合、納付計画を守らなかった場合は、滞納処分を行います。
事情がある場合は放置せず、まず相談してください。
物価高等の影響により、納税者の方が営む事業について、やむを得ず休廃業した場合や利益等の減少により著しい損失を受けた場合など、市税の納付が困難な場合は、速やかに税務課納税係へご相談ください。
■便利で確実な口座振替を
市税等の納付には、便利で確実な口座振替をご利用ください。一度の手続きで自動的に納期限日に指定口座から市税等が引き落とされるため、納め忘れを防止でき、納付に出かける手間も省けます。
手続きは、市内金融機関窓口、郵便局窓口、市役所名寄庁舎税務課、風連庁舎地域住民課で行えます。預貯金の通帳、お届印、納税通知書をご持参ください。
■コンビニ納付、スマートフォン決済ができます
支払い可能な税金などは次のとおりです。
・市道民税
・国民健康保険税
・固定資産税・都市計画税
・保育料
・保育所給食費
・介護保険料
・軽自動車税
・後期高齢者医療保険料
・市営住宅使用料
・市営住宅駐車場使用料
全国各地のコンビニエンスストアで納付できるほか、「LINEPay」「PayPay」の場合は、事前にアプリにチャージしておく必要がありますが、自宅に居ながらでも納付できます。
○納付できる主なコンビニ
・セブンイレブン
・ローソン
・セイコーマート
・MMK設置店(ツルハドラッグ)
・ファミリーマート
・ポプラ など
■ニ次元コードによる納付手段が増えました!!
令和5年4月より市税の納付が二次元コードからできるようになりました。支払い可能な税金は次のとおりです。
・市道民税
・国民健康保険税
・固定資産税・都市計画税
・軽自動車税
○二次元コードによる納付方法
(1)全国の二次元コード対応金融機関での窓口払い
(2)クレジットカード払い(別途手数料がかかります)
(3)インターネットバンキング
(4)口座振替(ダイレクト方式)
(5)ペイジー番号
(6)各種スマホ決済アプリ
※詳しくは地方税お支払いサイトホームページをご確認ください
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