地域おこし協力隊 長谷川彩の活動報告書 vol.33

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■また「紙モノ」をつくっている
子育て応援手帳に続き、先月からまた、ちらほらと紙モノを作っています。紙モノとは要するに「紙に印刷したすべてのもの」という意味で私は使っていますが、長年、本に携わる仕事をしている以上、やはりウェブ上で見られるもの(=パソコンやスマホでしか見られないもの)よりも紙に印刷されたものの方が断然好きですし、作っていて面白いです。
大樹町の地域おこし協力隊になって、もうすぐ丸3年経ちますが、大樹町の魅力を伝えるためにいくらでも紙モノを作ることはできました。ただ、今までそれをしなかったのは、やる気がなかったわけでもなく、予算がなかったわけでもなく、大樹町に魅力がないわけでも、もちろんありません。ただ、情報が羅列されているだけで、役目を終えたら捨てられて、すぐに忘れ去られるような冊子を作りたくなかったからです。そんな些末(さまつ)に扱われる冊子を作って、資源の無駄遣いをしたくなかったからです。
そういう意味で「子育て応援手帳」は子育てがひと段落するまでずっと家に置いておいてもらえるものを作ろうと心がけて、大樹町で初めて作った紙の冊子になりました。現在、作っているのは、ふるさと納税の納税者へ送る返礼品に同梱する「大樹町の魅力を伝える」パンフレット。これも、納税者へ感謝の気持ちを伝えるのはもちろんですが、いつか大樹町を実際に訪れる際の参考に、ずっと取っておいてもらえるものを作るという思いのもと、デザイナーと協働して丁寧に作り込んでいます。できあがりがとても楽しみです。