協力隊通信

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昨年度最後の週末となった3月24日から26日かけて、北海道物産展が開催された百貨店・阪神梅田本店(大阪市)で「留萌管内PRイベント」を行いました。このイベントは留萌管内の地域おこし協力隊5名が連携して計画し、留萌管内全体としての協力隊制度の紹介や各地域独自のPR活動を実施しました。
私が担当した天塩町のブースでは、主に「ふるさと納税」に関するアンケート調査を行いました。今回はこれまでのイベントで経験した「なかなか来場者に立ち止まって参加してもらえない」という課題の解決を目指して、会場に設置したタブレットで回答・自動集計ができるアンケートシステムを制作しました。実際に使ってみたところ、用紙に記入することなくタッチパネルで簡単に回答できるため、当日はタブレットで回答中の方の様子を目にした通りすがりの方々も興味を持って参加する光景がみられました。また、「どの返礼品が一番、魅力的に感じますか?」という質問では、実際の商品の写真を見ながらじっくり考える方々が多く、各返礼品の内容について具体的に質問されることが何度もあったことが印象的でした。今回制作したアンケートシステムはインターネット接続が不要で設置場所を選ばないため、今後はふるさと納税に関するアンケート以外にも、応用・利用できる機会を見つけて活用していきたいと思います。
昨今よく耳にする「デジタル」「DX」といった言葉は、時としてコミュニケーションを減らしてしまうイメージを与えることもありますが、使い方次第では人と人との交流を促進する可能性もあります。「地域の内外の人々をつなぐ」という点を意識しながら、協力隊の活動の中でデジタル技術を活用していきたいと思います。(野口)