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自治体の皆さまへ

町政執行方針(2)

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北海道天塩町

III 教育
■子どもの笑顔があふれるマチへ
雄大な自然の中で地域と共に育ち、笑顔あふれる子どもはマチの宝であり、新しい時代を切り拓き、マチを、社会をリードする人材です。子ども達の教育、子育て環境の整備に地域一体となって取り組むことは、「世代を越えて相手を思いやりながら暮らせるやさしいマチ」への第一歩であることから、子ども達の笑顔があふれ、健やかに成長できる環境整備を推進します。

(1)学校給食費の無償化
学校給食は、児童と生徒の健やかな心身の発達と食育における重要な役割を果たしていることから、食育推進と子育て支援の充実を目的として、町内小中学校の給食費無償化を実施します。

(2)子どもたちの遊び場・遊具の整備
マチの緑豊かな公園施設は、子どもの健やかな発達や人と人とのふれあい交流に不可欠な場所です。遊具を設置することで公園施設の充実を図り、子どもの遊び場、子育て世代の交流の場を創設します。

(3)天塩高等学校存続のための近隣との連携強化
地域と高校が協働して教育の充実に取り組むことは、地域の子ども達の「生きる力」の育成に不可欠です。地域学習を通じて地域の理解を深め、対話の中で主体的に学び、考え、行動することができる「将来を支える人材」の育成に、近隣の町や地域との協働、連携強化を図り取り組みます。

IV 地域
■安全・安心・快適なマチづくりの推進
1970年代以降、多くの公共施設整備が行われてきましたが、人口減少に伴いマチの人口は当時の半分以下となり、加えて公共施設の老朽化も進んでいます。リノベーションや施設集約など、改修費用を抑えながら長寿命化を図るとともに、各世代や利用者との話し合いを重視し、人口規模に応じた施設の再構築を進めます。また、高齢化が進む中、豪雪地域における安心・快適な日常生活のため、除排雪のサービス向上に努めてまいります。

(1)お年寄りに優しい除雪体制の整備
豪雪地域において、お年寄りが季節に捉われず、住み慣れた地域で生活するためには、除排雪体制の充実は欠かせません。現行の除雪体制や排雪回数の見直しを行い、地域に優しい除雪体制の整備を図ります。

(2)人口規模に応じた施設の再編
公共施設等の老朽化とともに人口減少も進行しており、人口規模に応じた公共施設等のあり方について、利用者の声を聴きながら検討を進めます。また、消防支署などの防災拠点となる施設について、引き続き耐震化を進めます。

(3)施設機能強化と雄信内地域の振興
雄信内生活改善センターなどの公共施設を対象とした施設再編を検討し、雄信内地区への避難施設機能を備えた施設整備の構想を図ります。

V 財政
■自主財源の積極的な確保
政策予算の確保のためには、ふるさと納税の推進と積極的なプロモーションが必要です。組織の機構改革や地場産業との連携を強化することで、ふるさと納税返礼品の充実を図るとともに、将来的に5億円の寄附額を目指します。また、ふるさと納税返礼品事業を核とし、地域の雇用と経済の好循環を見据えた産業振興を推進します。

以上の政策方針を踏まえ、1年目となります本年度の主な施策としまして、将来財政負担の軽減を目的とした産業廃棄物最終処分場の再開や住宅リフォーム助成制度及び空き家解体撤去補助制度の導入、学校給食費の無償化やカーボンニュートラル実現に向けた取組など、対話と検討を重ねながらスピード感をもって進めてまいります。
近年の新型コロナウイルス感染症の蔓延や、ウクライナ情勢による物価高騰など、従来の少子高齢化や人口減少問題に加え、社会情勢は大きな変化を向かえ、私たちの暮らしは厳しさを増しています。この困難を乗り越えるためには、マチ全体が一致団結し、直面する諸課題を私たち皆で解決していく仕組みづくりが重要です。
声を聴き、共に考え、マチが持つ可能性・潜在力を最大限引き出す「調和のマチづくり」と、その主役となる「未来を担う人材の育成」に注力し、マチの発展に誠心誠意尽力することをお誓い申し上げます。

結びに、町民の皆様をはじめ、議員の皆様のなお一層のご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

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