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自治体の皆さまへ

こんにちは 保健師です

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北海道天塩町

■おうちで血圧を測ろう!
私たちの体は直径サイズが500円玉ほどの太い血管から、髪の毛ほどの細い血管と太さの異なる血管が全身に張り巡らされています。血管は血液の通り道であり、血圧を調整するなど大切な役割を担っており、血管が傷ついていくと「不整脈(心房細動)・心筋梗塞・狭心症」、「脳出血・脳梗塞」、「腎不全」など命に関わる病気につながります。血管を傷つける原因の一つが「高血圧」です。

●天塩町の高血圧の課題が改善してきています!
令和4年度の特定健診の結果では、3年度と比較して血圧に改善が見られた方が46名もいらっしゃいました。さらに、血圧160/100mmHg以上の方が3年度では23名(受診数304名)でしたが、4年度は13名(受診数291名)と減少しています。改善してきた要因に、
(1)家庭血圧を測り記録する方が増えたこと
(2)家での血圧が分かるようになり、服薬を始めた方や血圧コントロールを上手にされている方が増えたことが考えられます。ひとり一人が改善の意識を持つことで、天塩町全体の高血圧の課題も解決に向かっています。

▽特定健診 令和3年度と令和4年度の比較(血圧)

●家で血圧を測るメリット
・高血圧治療ガイドライン2019では「家庭血圧を指標として降圧治療を実施する」ことを強く推奨しています。理由としては研究が進むにつれて、病院や健診での血圧よりも家での血圧のほうが、血圧が命に与える影響を予測するのに優れていることが分かってきたためです。
・家庭血圧は緊張やストレスの影響も受けにくく、実生活の場での血圧の変動が把握でき、薬による過剰な降圧や、不十分な降圧を評価できます。高血圧と診断する目的は、高血圧による脳心血管病の発症を抑制することです。「家庭血圧を測定し、記録すること」、「かかりつけの先生に家庭血圧を確認してもらうこと」は脳心血管病予防に大いに貢献すると言えます。

●血圧記録手帳を作成しました
今年度、福祉課で「血圧記録手帳」を作成しました。町立病院に通院されている方は、病院でも配布しております。
通院されていない方も福祉課ふれあい係にてお渡しできますので、ご希望される方はご来庁ください。みなさんの血圧管理に役立つことを心より願っております。

■レディース検診 秋の総合健診のご案内
□秋の総合健診
日程:9月15日(金)・16日(土)
受付時間:6時~11時(16日は7時~11時)
健診内容:特定(基本)健診、各種がん検診など

□レディース検診
日程:9月28日(木)
受付時間:8時~14時(予定)
検診内容:乳・子宮がん検診・骨粗鬆症検診

お問い合せ先:福祉課ふれあい係
【電話】2-1728

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