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健康コラム[管理栄養士です]

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北海道富良野市

■幼児期から肥満や生活習慣病を予防しよう

●「アディポシティリバウンド」をご存知ですか?
乳幼児の発育状況を数値で表わす「カウプ指数(体重(kg)÷身長(cm)÷身長(cm)×10の4乗)」は、一般的に1歳以降から徐々に低下し、5~6歳頃に最低値となり、その後再び上昇します。このことを「アディポシティリバウンド」といいます。この現象が早い時期に起こる子どもは、将来肥満になりやすく、生活習慣病の発症リスクが高まることがわかっています。特に3歳児健診でのカウプ指数が、1歳6か月健診の時よりも増加している場合は注意が必要です。

●「身長体重曲線」を活用しましょう
母子手帳に身長と体重から肥満度が判断できる「身長体重曲線」が掲載されており、手軽に確認することができます。保育所や幼稚園での身体計測の値をこの曲線に記入し、成長に伴う変化を見ていくこともおすすめです。

●家族で一緒に生活習慣を見直しましょう
幼児期は食事、運動、睡眠など様々な生活習慣が形成される時期であり、この時期に健康的な生活習慣を身につけることは将来の肥満予防においてとても重要です。具体的には、朝食を食べる、野菜を食べる、よく噛んで食べる、薄味にする、間食は時間と量を決める、清涼飲料水はできるだけ避けるなどです。その他にも、テレビやスマートフォンなどのスクリーンタイムを極力短くして体を使う遊びを心がける、夜更かしをせず睡眠時間を十分に取ることも大切です。

子どもの頃に身についた生活習慣は、大人になってからも引き継がれ、子どもの肥満の約2/3がそのまま大人の肥満に移行します。お子さんが将来、健康に過ごすことができるよう、家族で一緒に生活習慣を見直していきましょう。

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