40歳以上の国保加入者が対象です。糖尿病などの生活習慣病の予防と早期発見のため、特定健診を受診しましょう。
■特定健診とは?
特定健診とは、日本人の死因の約半数を占める生活習慣病の予防を目的とした健診です。
生活習慣病は自覚症状がないことが多いため、定期的に健診を受けることが大切です。毎年受診し、数値がどの程度変化しているか、結果を比較することで、病気の予防や早期発見、治療につなげましょう。また、健診受診者の生活習慣病医療費は、健診未受診者に比べて安い傾向にあります。(図)
図 一人当たりの生活習慣病医療費
■特定健診の受け方は?
受診には予約が必要です。
帯広市の国保に加入している40歳以上の人へ、4月下旬に受診券を郵送しています。詳しくは同封のお知らせをご覧ください。
国保以外の健康保険に加入している人は、加入している医療保険者へ問い合わせください。
■健診は無料、がん検診も同時受診できます
特定健診は約8000円かかる検査を無料で受けることができます。また、帯広市が実施する「各種がん検診」や「肝炎ウイルス検診」を希望する人は、事前予約をすると同時に受けられます。会場によって受けられる検診の内容が異なります。詳しくは受診券に同封のお知らせをご覧ください。
■受診した後は
特定健診の結果から、生活習慣を改善する必要があると判定された人には、特定保健指導(無料)のお知らせを送付します。
健診結果や特定保健指導については、健康推進課(東8南13、保健福祉センター内、【電話】25・9721)へ問い合わせください。
■特定健診の検査項目
問診→現在の健康状態、服薬、既往歴、生活習慣の確認
身体計測→身長、体重、腹囲、BMI(肥満の目安)
血圧測定→最高血圧、最低血圧
尿検査→尿糖、尿たんぱく
血液検査→血中脂質(中性脂肪、HDL・LDLコレステロール)血糖(ヘモグロビンA1c、空腹時血糖)肝機能(ALT、AST、γ-GT)じん機能(尿酸、血清クレアチニン)貧血(医師が検査を必要と認めた場合)
医師の診察→触診・聴診などを行い異常がないか診察
帯広市では、人工透析に至る恐れもある、慢性腎臓病を予防するため「じん機能」の検査を独自に追加しています。
また、血圧などの数値により医師が必要と判断した場合、心電図検査、眼底検査を追加で行うこともあります。
帯広市広報マスコットキャラクターしらかんばが特定健診を受けている様子を動画で紹介しています。特定健診の流れも分かりますので、ぜひご覧ください。
問合せ:国保課(市庁舎1階)
【電話】65・4138
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