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自治体の皆さまへ

[特集]おかげさまで60周年知っていますか?今のおびひろ動物園(2)

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北海道帯広市

■支えるつながる動物園
▽規格外野菜などの寄附
十勝の大規模農家から傷や大きさ、形などの理由で出荷できない規格外の野菜を動物たちの餌として活用するために、無償で提供していただいています。

▽伐採ヤナギの寄附
帯広河川事務所と協定を結び、河川工事で伐採されたヤナギを寄附していただいています。サルやシカの餌になったり、ビーバーの巣材になったりと、新鮮な枝葉は大変貴重です。

▽展示動物の寄附
帯広商工会議所や帯広西ロータリークラブの周年記念事業として、展示動物(アメリカバイソン、ベニコンゴウインコ)を寄贈いただきました。

▽来園者からの寄附
来園者の皆さんからの肉や魚、野菜、果物などの特別な餌のほか、ストレス解消のためのおもちゃなど、愛情いっぱいの寄附に長年支えられています。

■おびひろ動物園ゆめ基金
皆さんからの寄附を基金として積み立て、動物購入や動物の展示施設などの整備につなげる仕組みとして、平成28年に設立しました。ふるさと納税の後押しも受けて、年度当たりの積立額は大きく伸びています。

■[見てみよう]おびひろから世界へ~動物の魅力を伝える~
おびひろ動物園ではホームページのほか、TwitterなどのSNSを活用した情報発信にも力を入れており、来園できない人にもインターネットを通じて、園の取り組みを知ってもらえるようになりました。特にTwitterのフォロワー数は7万人を超え、遠方から足を運んでくれる人や、頻繁には来られなくても遠くから見守ってくれる人が増えています。
これからも飼育員目線での動物たちの様子や、園の出来事などを発信していきます。
・ホームページ
・Twitter
・Instagram
・YouTube
・アメブロ

■[考えてみよう]「動物福祉」への取り組み~動物が幸せであることを考える~
飼育されている動物が幸せであるために、飼育方法をよりよいものにしていく「動物福祉」の考え方が、全国の動物園でスタンダードになっています。
餌が与えられているだけでなく、心身ともに健康で、快適にその動物らしい暮らし方ができているか、おびひろ動物園でもいろいろな方法で、動物福祉の向上に取り組んでいます。

▽環境エンリッチメント
ホッキョクグマやライオンに「おもちゃ」を与えることで、獲物に襲い掛かる行動を引き出すなど、飼育環境を整えています。果物などを入れた氷の給餌も、野生下でのように餌を取るために時間をかけさせる工夫です。

▽ハズバンダリートレーニング
キリンに自ら足を台に乗せてもらってひづめの手入れをしたり、アザラシに口を開けてもらって健康チェックをしたりなど、動物に自主的に協力してもらいながら、健康管理を行っています。

■[聞いてみよう]明るい社会づくり運動会長 坂本芳美さん
明るい社会づくり運動の動物園清掃奉仕活動は、今年で45年目となりました。子育て中の親の声掛けから始まったこの活動ですが、現在では小さな子どもから高齢者まで、毎年約600人のご参加をいただいており、皆さんのお支えに心より感謝しております。
「おびひろ動物園魅力アップ検討委員会」には委員の一人として加わりましたが、その際議論した家畜とのふれあいなどのアイデアが今まさに実現されつつあります。子どもたちに夢と楽しい思い出を与え続ける動物園の、新たな魅力づくりをこれからも応援してまいります。

◇今月の市長コラムはおびひろ動物園についてです。併せてご覧ください。(16頁)

問合せ:おびひろ動物園(緑ケ丘2)
【電話】24・2437

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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