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自治体の皆さまへ

[特集]おかげさまで60周年知っていますか?今のおびひろ動物園(1)

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北海道帯広市

令和5年度開園期間:
・4月29日(祝)~9月30日(土)、9時~16時30分
・10月1日(日)~11月5日(日)、9時30分~16時
・12月2日(土)~翌年2月25日(日)の土・日曜日・祝日、11時~14時

皆さんと共に思い出を重ねつつ、60周年を迎えたおびひろ動物園。インドゾウやカバ、カリフォルニアアシカなど、今はもう会えなくなった動物もいますが、現在もアミメキリンの親子やライオン、アメリカバイソン、ゴマフアザラシなどが、変わらず元気な姿で来園者を楽しませてくれています。さらに今年12月には、新たにばん馬も仲間入りする予定です。
市街地中心部に立地するアクセスの良さを備えたおびひろ動物園は、教育委員会が所管する社会教育施設として位置づけられ、情操教育や環境教育の場としての役割を果たし、多くの人々に利用されています。
魅力づくりの方針を掲げて、新たな歩みを進めるおびひろ動物園。今、動物園の将来に関わるさまざまな変化や動きが起こっています。

■将来の方向性を考えて
施設の老朽化や動物福祉、社会教育施設としての役割など、近年の動物園は、多くの課題や使命を抱えていますが、その対応には職員の努力だけでなく、新たな施設整備など、多額の費用を要するものもあります。これからも皆さんから愛される動物園として、どのような在り方を目指すのか、決めていく必要がありました。
そんな中、平成30年に設置された「おびひろ動物園魅力アップ検討委員会」では、関係課や外部有識者、動物園の利用者代表らが参集し、それぞれの視点から、今後の動物園に求められる役割や魅力づくりの方向性について議論を交わしました。その結果を反映した「おびひろ動物園の魅力アップに向けて(方針)」※を令和2年に定め、現在はこれに沿った取り組みを進めています。十勝・帯広の特色を活かした展示や、楽しみながら学べる施設機能の充実など、利用者のニーズを踏まえつつ、地域に根差し、皆さんに愛され続ける動物園づくりを進めているところです。
※おびひろ動物園魅力アップ方針 詳しくは、市ホームページに掲載していますので、ご覧ください。
市ホームページID.1008251

■おびひろ動物園は今変わり始めています
魅力アップ方針では、寒冷地や北海道・十勝を中心とした地域に生息する野生動物の展示や、十勝の歴史・文化になじみ深い家畜の導入などに力を入れることが盛り込まれています。
この方針に基づき、令和3年度には「おびひろ動物園ゆめ基金」を活用した初めての施設整備である、アザラシプールの改修工事が行われました。これを皮切りに、将来の動物園を見据えた整備が一歩一歩、実現し始めています。
すべての獣舎を建て直すことは難しくても、この地で適切に飼育していける動物種を見定め、安全性などの優先順位を総合的に考えて、整備を進めていく必要があります。その際には、地域の個性も活かしつつ、動物たちも快適に暮らせるよう、動物福祉に配慮した施設にすることが欠かせません。
また、子どもから高齢者まであらゆる世代の来園者にとって、快適に過ごすことができる憩いの場であることも大切な要素です。

■応援してくれる人が日本中に増えています
これまでも、動物への餌やおもちゃ、さらには施設、展示動物の寄附のほか、園内清掃や塗装奉仕、ふれあいのボランティアなど、たくさんの支援に支えられてきたおびひろ動物園。最近では、持続可能な社会を目指すSDGsへの意識の高まりも受けて、廃棄される資源を餌などとして有効活用する取り組みも広がっています。また、時代の流れとともに、SNSなどを活用して全世界へ情報発信できるようになり、おびひろ動物園を応援してくれる人の輪が道外へも広がっています。
今、おびひろ動物園では、明るい変化が見え始めており、より魅力的な動物園を目指して、これからも取り組みを進めていきます。
60周年のおびひろ動物園は、新しい施設整備などの変化が目白押しです。皆さんの来園をお待ちしています。

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