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自治体の皆さまへ

年頭挨拶 新春のご挨拶

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北海道幌加内町

幌加内町議会議長 小川雅昭

令和6年の新年を迎え、議会を代表しまして謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
町民の皆様には、初春を清々しくお迎えのことと推察し、心よりお慶びを申し上げます。また、昨年中は議会の活動及び町政の推進に格別のご理解とご協力を賜りましたことに心より厚くお礼申し上げます。
昨年は、全国統一地方選挙が実施され、幌加内町議会でも選挙が行われました。全国的にも町村域での議員のなり手不足が話題となり、無投票となる自治体も散見される中、本町では8年ぶりの選挙戦となりました。
不肖私も、再度議長としてその重責を務めさせて頂くことになり、これまで以上に議会の活性化、町民との信頼向上とともに、町政の更なる進展を第一に不偏不党、誠心誠意、責務を果たしていく所存でありますので、皆様方の変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い致します。
さて、昨年を振り返って見ますと、世界の動きは自国至上主義の傾向が一層強まり、政治・経済・思想・信条、全てにおいて長い歴史をかけて築き上げて来た国際協調・信頼が崩れつつあるように見受けられます。我国のように資源を持たない工業立国には、国・企業・国民の暮らし全てにおいて不定要素が見受けられ、健全な国の進展を期待することが難しくなって来ていますし、東南アジアで国の防衛政策も含め、予断を許さない情勢が続いています。一方、地球温暖化に伴う異常気象が世界各地に大きな被害をもたらしており、地球規模での協調対策が急務であります。日本も例外ではなく、毎年のように“100年に一度”級の豪雨・超大型の台風による被害が各地を襲い、本町も8月5日~6日にかけ、局地的な集中豪雨が発生し、内水氾濫による田畑の冠水被害が発生しました。
本町の基幹産業であります農業では、昨年の融雪期は平年より早く、農作業は順調に進んだところでありますが、収穫期直前の高温の影響により、農作物全般で例年にないほど、収量の減少や品質に影響がありました。また、原油価格の高騰による農業資材の上昇もあり、農業所得は近年になく、大変厳しい状況にあります。継続的に安定生産、安定供給を確立するために、異常気象をもはねのける基盤整備や農業インフラの整備を進め、安定した所得の確保を計り、実施して行くことが町の財政安定の要と考える次第です。今後ともに安定した経営を維持し、幌加内町の特性や資源を生かした持続性のある政策の確立が急務であり、あわせて商工業の発展や本町観光の振興、福祉施策の拡充、教育環境の整備など、止まることのない少子高齢化、人口減少社会に対応した「まちづくり」を進めて行くことが急務と考える次第です。
本年は、世界の恒久平和と日本の国の安定的な発展、そして何よりも災害の無い、安心して暮らせる元気な幌加内町の安寧を願わずにはおられません。
私達議会は、本町の山積する諸課題の解決のため、町民ニーズへの適切な対応、近隣市町村との広域連携の拡大、人材確保や情報発信の強化など、行政と連携を図りながら住民目線で将来展望をしっかりと見据え、町民の皆様の付託に答えられるよう努力と研鑽を重ねて行く所存であります。今後とも尚一層のご理解、ご支援を賜りますよう、お願いを申し上げますとともに、今年もまた町民皆様のご多幸と健やかな毎日でありますことを心からご祈念いたしまして年頭のご挨拶とさせていただきます。

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