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北海道幕別町

幕別町×ゼロカーボン行動十勝宣言

■特集 地球温暖化について考える(1/5回)
幕別町では、令和4年度を「ゼロカーボン元年」と捉え、地球温暖化対策推進委員会を設置し、町の取り組み計画である「幕別町地球温暖化対策実行計画(案)」を策定し、二酸化炭素の削減目標や再生可能エネルギーの導入目標を設定したところです。令和5年度は、目標達成に向け具体的な施策を決めるとともに、計画案に対する町民のみなさんの意見を踏まえた上で、計画を完成させることとしています。
そこで、今月号から5回にわたり、地球温暖化やその対策について記事を掲載しますので、みなさんも一緒に考えてみませんか。

◆今、地球上で何が起きているのか~やがて来るかもしれない恐ろしい未来~
地球温暖化は、大気中の温室効果ガスが宇宙に逃げる熱を吸収することで平均気温が上昇する現象です。
温室効果ガスの主なものは二酸化炭素であり、1800年代後半の産業革命以降、大量の化石燃料が消費されたことで大気中の温室効果ガスが増え、地球の平均気温は2020年までに1.09℃も上昇し、十勝ではさらに高い2.0℃も上昇しています。このまま対策をしなければ、2100年までに最大5.7℃も上昇する可能性があります。
現在、すでに地球上では温暖化のさまざまな影響が出ています(下記参照)。もし、5.7℃も平均気温が上昇すれば地球はどうなってしまうのか、恐ろしい未来が想像されるのではないでしょうか。

○平均気温の上昇

※かっこ内は比較対象年

○すでに生じている地球温暖化の影響の一例
・海面上昇→水没する地域の拡大
・気候変動
(1)大雨→洪水などの災害が増加
(2)干ばつ→水不足や砂漠化の拡大
(3)乾燥→大規模な山火事の増加など
・生態系の損失
(1)環境の変化による動植物の減少
→農業や漁業などの1次産業に影響
→食糧不足に繋がる可能性も

◆世界の動き
上記のとおり、地球温暖化対策は急務となっています。そこで、2015年に「気候変動に関する国際連合枠組み条約(UNFCCC)」の21回目の締約国会議である「COP21」がフランス・パリで開催され、パリ協定が採択されました。

≪パリ協定≫
世界共通の長期目標として、産業革命前(19世紀後半)からの世界の平均気温上昇を2℃より十分下方に抑えるとともに、1.5℃に抑える努力を継続することなどを設定

これを機に、各国では地球温暖化対策の取り組みを加速させていて、日本では2030年度に2013年度比で46%の温室効果ガスを削減、2050年までに温室効果ガス排出量と森林などの吸収量を均衡させ、排出量実質ゼロとするカーボンニュートラルを実現することを2020年に宣言しました。
日本全国の自治体には、国の目標達成に向けて取り組みを行うことが求められています。
10月号へ続く

問合せ:防災環境課地域環境係
【電話】(幕)54-6601

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