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町長行政報告 12月15日第4回定例町議会

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北海道当麻町

■農業関係について
水稲につきましては、上川農業改良普及センターによりますと、成熟期は平年より7日ほど早く登熟が進んだため、仕上がりも平年対比で8日ほど早くなりました。収穫作業は倒伏や断続的な降雨により、やや滞ったものの、平年対比で5日早く終了しました。収量は北海道農政事務所発表では、上川管内作況指数は「105」となりましたが、昨年との比較では製品収量で10アールあたり1俵半から2俵ほど減っております。品質は登熟期間の気温が高く経過したため、高タンパクで胴割れ粒が散見され、一部では乳白粒や腹白粒などの白未熟粒も見られました。タンパクは全体的に高めで、登熟期間中の気温が高く経過したことが要因と推測されます。11月末現在、当麻町全体で約17万7,000俵が集荷され、うち主食用米が約13万8,000俵、その他3万5,000俵が飼料用米・加工用米・輸出用米となっております。
続きまして、そ菜・花きの状況でありますが、当麻農協によりますと、そ菜全体の販売額は前年対比109%の約13億9,000万円となりました。
キュウリについては作付面積はやや減少したものの、出荷量は前年対比約102%の3,008トン、販売額は前年対比約123%の8億2,100万円と、令和2年度に次ぎ、8億円を達成いたしました。
ミニトマトについては作付面積はわずかに減少し、出荷量も前年対比で88%の約482トンと減少となりました。販売額では前年対比94%の約3億3,700万円の実績となりました。
花きについては、全体の販売額は前年並みの約1億7,000万円となりました。
菊類では販売額で前年対比104%の約1億300万円、カーネーションでは前年対比114%の約2,400万円となり、円安の影響により輸入切り花の減少などで品薄となったことが、花き全体の平均単価を押し上げたのではないかとのことであります。
次に経営所得安定対策交付金について、ご報告申し上げます。水田での転作に対して交付される水田活用直接支払交付金が、産地交付金などと合わせて約5億1,600万円、畑作物の直接支払交付金が約9,200万円、合計6億800万円ほどが年内に、生産者の指定口座に振り込まれる見込みであります。また、大豆などの一部の数量払いにつきましては、交付額は未定でありますが、3月までに交付される見込みであります。
畑地化促進事業でございますが、6月15日に16名の方が1次採択され、先日、国の補正予算が成立したことを受け、2次採択希望者の決定がされる見込みであります。内示通知があり次第、申請事務を速やかに執り進めていく予定でございます。なお支援金につきましては、1次と2次を合わせまして約4億4,300万円で交付時期は未定でございます。今後も国の事業において、情報収集と提供に努めてまいります。

■観光施設の利用状況について
本年度の観光施設については、新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたものの、全体の入り込み客数は7万8,397人、前年対比7.7%の減となりました。全体的に減少傾向となりましたが、パークゴルフ場の利用が特に大きく減少しております。
鍾乳洞については、利用者数1万9,399人で前年対比4.6%の減、フィールドアスレチックについては、利用者数1万4,327人で前年対比0.6%の減となりました。また野球場、グリーンヒル運動場、テニスコートについても、コロナ禍から回復傾向にあった昨年度と比較し減少しております。昆虫館については、昨年度から地域おこし協力隊を配置し、旭山動物園をはじめ、道内各施設との連携やイベントなど、積極的に活動いただきましたが、利用者数8,301人、前年対比7.1%の減少となりました。なお9月下旬に当麻山付近で、熊の痕跡が発見され、アスレチック、キャンプ場、昆虫館、くるみなの庭を一時閉鎖したことも、減少に大きく影響することとなりました。また、フィールドボール場については、利用者数804人、前年対比122.0%となっておりますが、昨年の大雨災害により、一部利用停止としているコースがあるため、令和3年度との対比では53%と大きく減少しております。

■町内建設工事の状況について
令和5年度実施予定工事の12月1日現在の発注率は、金額と件数で共に100%となり、発注済み工事全体の進度率は約87%となっており、計画通り順調に進んでおります。

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