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報告 2024年度町政・町教育行政執行方針(8)

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北海道当麻町

■教育行政執行方針
▼学校教育
「ふるさとに誇りをもち、仲間とともに未来を切り拓く子ども」を、義務教育終了時の目指す姿とし学校、地域と共有して教育活動を推進してまいります。また学習指導要領が目指す「知識及び技能の習得」、「思考力・判断力・表現力の育成」、「学びに向かう力、人間性など」の3つの資質・能力に基づき、「学びの基本を身に付けた子ども」「人とつながり、自らの学びをつくり出す子ども」「自ら未来へ羽ばたこうとする子ども」の3つの「目指す子ども像」を掲げ、「小中一貫教育の推進」、「特別支援教育の充実」、「食育・木育・花育の推進」、「社会教育と連携した地学協働」を大きな柱として「全ての子どもに質の高い学びを提供する環境整備」「地域との協働と未来への持続の実現」に全力で取り組んでまいります。

▽令和の日本型学校教育の推進
国が示す「令和の日本型学校教育」における、児童生徒が自身と他者を共に大切にする心を育みながら、個別最適な学びと協働的な学びを推進するために、ICT端末を積極的に活用した授業改革を目指してまいります。
そして、教員免許更新制の廃止に伴い、国から示された「新たな教師の学びの姿」による、教職員個々の各種研修による能力向上がこれまで以上に強く求められます。昨年度に配置した学校教育支援アドバイザーを中心に、学校への助言、指導を充実させるとともに、教育委員会職員の専門性の向上にも努めてまいります。

▽幼小中連携・小中一貫教育の推進
幼小中連携の推進に関わっては、「スタートカリキュラム」による、幼児教育との円滑な接続を推進すると同時に、3年あまりかけて取り組んできた、9カ年を見通した教育課程による系統的な教育をめざす小中一貫教育の定着を目指し、そのための小中相互の乗り入れ授業の実施、幼小中の教員の合同研修会の一層の充実を図ります。
また令和8年度から当麻小学校と統合する宇園別小学校につきましては、当麻小学校との学校間連携を一層充実させ、中学校入学までの友人関係を深め、円滑な中学校との接続をしてまいります。

▽特別支援教育の充実
特別支援教育の充実という視点からは、昨年度に作成した特別支援教育推進のための基本計画である「当麻町特別支援教育マスタープラン」を各学校、幼稚園、関係機関との間で共有し、個々の子どもの特性やニーズに応じて、多様な考えを受け入れ共に学べる場の充実に力を注いでまいります。そして、これまでどおり特別支援教育支援員の充実を図る他、小学校においては、通級指導により特別に支援を要する子どもへの個別指導の充実を図ってまいります。
また、幼稚園、保育園などと小学校での情報のより一層の共有化を図り、幼児の保護者への相談体制を充実させ、就学指導の充実を図ります。

▽不登校・いじめ対応
不登校への対策としましては、早期対応のための校内支援体制の整備や、多目的指導教室「かがやき」を活用してスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーによる相談機能と保護者対応の強化を図ります。
いじめ対応につきましては町の「いじめ防止基本方針」のもと、学校での対応はもとより、教育委員会の他、関係機関との連携を深めながら、日常的な実態の把握と早い段階での対応に努めます。
また、虐待やヤングケアラーなどに関わる事案の他、その他の問題行動などに対しても、児童生徒に寄り添うことを第一に、町長部局とも連携しながら適時・適切に対応してまいります。

▽地学協働による「地域と共にある学校」づくり
「あいさつは元気と笑顔とつながりと」という地学協働目標を立て、学校と地域との間で共有化を図り、「地域・家庭と連携したあいさつ運動の充実」を推進し、子どもの望ましい生活習慣の定着を図ります。
また、当麻町の町づくりの理念である「食育・木育・花育」の実践のために、学校運営協議会の充実を図り、青少年健全育成町民ネットワーク、学校支援地域本部が進めるボランティア等の地域の教育資源を活用するなど、学校教育と社会教育とのさらなる連携を強化し「地域と共にある学校づくり」の実現を目指します。

▽部活動の地域移行
中学校における部活動の地域移行につきましては、スポーツ庁と文化庁の連名で示された「学校部活動及び新たな地域クラブ活動のあり方に関する総合的なガイドライン」を踏まえ、本町における現状や活動の分野・種目の特性を踏まえながら、今後の子どもたちのスポーツ・文化活動のあり方について児童生徒、保護者、教職員、地域スポーツ団体関係者など、幅広く意見や要望を集約し、協議を深めながら推進してまいります。

▽その他の新規・継続事業
すべての子どもたちに、教育における機会の平等と格差の解消が実現する社会の構築に向けても、所得による教育格差が生じることのないよう、修学旅行の全額補助事業、高校生就学支援である「はばたけふる里応援事業」を継続する他、「子育て支援図書贈呈事業」における「誕生日の図書贈呈」、木育事業として「ふるさと思い出机製作事業」につきましては引き続き実施してまいります。
また、町立幼稚園の園舎老朽化に伴い、令和7年度の新園舎建設に向けて今年度に係る実施設計の業務を進めてまいります。

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