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報告 2024年度町政・町教育行政執行方針(9)

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北海道当麻町

■教育行政執行方針
▼社会教育
社会教育では、「確かな学び、つながる喜び、ひとが輝くまちづくりを目指して」を基本方針に、地域との連携を深めながら、教育活動を推進してまいります。
社会教育中期計画の推進の重点「子どもの豊かな心と生きる力を育むまち」「ともに学び合いつながりを育むまち」「文化を高め心と体を健やかに育むまち」「学習環境を整え自立した町民を育むまち」を大きな柱として「つながりあいおしえあいはぐくみあいまなびあいあるきだそう」の実現を目指し全力で取り組んでまいります。

▽生涯学習としての食育・木育・花育の推進
当麻町の学校・幼稚園は令和2年度からコミュニティスクールとして活動し、昨年度は学校支援地域本部を地域学校協働本部へと進化させ、地域と学校が足並みをそろえた教育活動を進めており、定着しつつあります。
特に、まちづくりの理念である「食育・木育・花育」の活動を充実させており、今年度につきましても、引き続き当麻の里山自然などを生かした活動を展開し、それを学校の学習としてまとめや発信をすることで、「当麻への愛着や誇り」へとつなげてまいります。それらの活動が、一連の学習活動として学校の教育課程にしっかりと位置付いていることは、当麻町の大きな特徴であるとも言えます。
また、「食育・木育・花育」は、学校だけでなく、女性団体連絡協議会や高齢者学級イチイ学園をはじめとする学習活動の始点と考え、生涯各期の活動のつながりや充実を工夫し、当麻ならではの生涯学習へつなげてまいります。

▽安全・安心の確保と子どもの居場所づくり
当麻町青少年健全育成町民ネットワークと当麻町PTA連合会を中心に、「子ども110番の家」の見直しを進めているところですが、町の各機関や商店・社会教育委員などの協力や警察との連携、保護者の参加を進め、子ども110番の家のシステムを再構築するともに、並行して学校で子どもへの指導や家庭への周知を図り、子どもの安全・安心を確保してまいります。
また本年度から、子どもの居場所づくりや新たな学習の場として、学校の放課後に「放課後学習教室」を計画し、まず本年度につきましては月に一回程度実施し、参加者数や活動の様子を見ながら今後の充実を進めてまいります。
さらに地域学校協働目標を設置し、学校運営協議会を通して活動の充実や評価を実施し、「学校・家庭・地域の連携」を進めてまいります。

▽学習の場・活動の場の充実
アフターコロナを念頭に、精選・新設・改善の視点をもって、生涯各期での学習・活動を充実させるとともに、「世代を超えた連携・協働」や「学習機会とまちづくりへの参加の一体化」を図ってまいります。
また、「生涯学習フェスティバル」をはじめとする、地域がつながる活動の充実を図るとともに、パラスポーツをはじめとする誰もが気軽に取り組めるスポーツを体験する機会をつくり、スポーツ人口の増加につなげ、生涯スポーツの充実を進めてまいります。

▽各団体への支援
文化連盟やスポーツ協会に所属する各団体、その構成員の減少に歯止めをかけることおよび指導者の確保などを念頭に、引き続き各団体への支援に努めてまいります。
また各公民分館の活動についても、これまで同様に支援していくことで、より積極的な分館活動を促してまいります。

▽図書館活動の充実
誰でも利用しやすい図書環境を目指し、図書配置の工夫や図書館フェスティバルの開催、読み聞かせサークルの活動の充実を図るとともに、「読書コンクール」の作品を図書館に展示するなど、町民が図書館へ足を運ぶ機会を積極的に作ってまいります。
また、「子育て支援図書贈呈事業」では、一部の学年において、親子が一緒に読書できるように保護者が読んだことのある本から選ぶなど、家庭の中で読書が話題となるような工夫に取り組んでまいります。

▽社会教育基盤整備
生涯学習の学習基盤となる施設の整備や社会教育推進体制の整備と情報提供、学習の要となる各団体の支援や指導者との連携を進め、町民誰もが生涯にわたって学び続けられるための環境整備を計画的に進め、積極的な情報発信に努めてまいります。

以上、第1回当麻町議会定例会の開会にあたり、教育行政執行方針を申し上げ、町議会議員ならびに町民の皆さまのご理解を賜りたいと存じます。

中村欣也教育長

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