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【今月の焦点】みんなで取り組もう! 恵庭市ゼロカーボンアクションプラン

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北海道恵庭市

市では2022年、国の「カーボンニュートラル※1」宣言を受け、「ゼロカーボンシティ」を宣言。今年5月にはゼロカーボンシティの実現を目指すため、具体的な例(アクション)をまとめた「アクションプラン」を策定しました。今回は、アクションプランの中から取り組みの一例を紹介します。身の周りの生活習慣を少し変えて、ゼロカーボン・アクションに取り組んでみませんか?

◆なぜ、ゼロカーボンに取り組む必要があるの?
皆さんは近年の夏、以前にも増して暑いと感じたことはありませんか?
よく耳にする「地球温暖化」という言葉。世界的に産業が発展していくに伴い、「温室効果ガス※2」の排出量が増加しており、これにより温暖化が進行していると言われています。
世界の平均気温は2020年時点で、工業化以前(1850〜1990年)と比べ、既に約1・1度上昇したことが示されています。
過去の恵庭市島松における7月の最高平均気温を調べたところ、1988年は21・5度だったのに対し、2022年は25・9度と約4度も上昇しています。
こうした状況からもわかるように、「地球温暖化」は深刻な問題となっており、原因とされる「温室効果ガス」の排出量を削減するため、市でもゼロカーボンシティを目指していく必要があります。

◇恵庭市島松における7月の平均最高気温

◆どれくらい温室効果ガスを減らせばいいの?
では、実際にどれくらい、温室効果ガスを減らせば良いのでしょうか。
市で2020年度に排出された二酸化炭素(CO2)は1年間で67万4千トン。このうち、約23%にあたる15万4千トンが私たちの普段の暮らしの中から排出されています。
市では、2030年度の排出量を2013年度比で46%削減することを目標としているため、年間6万4千トンのCO2削減が必要となります。これは1世帯あたりに換算すると、年間1895kgに相当します。

◇恵庭市におけるCO2削減目標

※市内全家庭で必要な削減量は6万4千トン
2030年までに各家庭で、年間1,895kg削減する必要があります

◆どのようなことに取り組めばいいの?
ここまで、CO2をどれくらい削減する必要があるかを紹介してきましたが、具体的にどのようなことに取り組めばCO2を削減することができるのでしょうか。
市では、どのような取り組みを実践すれば、どれくらいのCO2が削減されるかをチェックリストにまとめた「恵庭市ゼロカーボンアクションプラン」を策定しました。
プランには、身の回りの生活習慣を少し変えるだけで取り組むことができる「アクション」から、費用がかかるが効果の大きい「アクション」まで、さまざまな方法が紹介されています。
皆さんも、子どもたちが将来も安心して暮らせる環境を守るため、今から取り組んでみませんか。

※1…地球上の温室効果ガスの排出量と吸収量・除去量を均衡させること
※2…大気中に含まれる二酸化炭素やメタンなどのガスの総称

■ゼロカーボン・アクションを一部紹介!
私たちの生活で、何をすればどれだけCO2を削減できるのか、取り組みの一部を紹介します。
身の回りの生活習慣を少し変える行動をするだけで、2030年までの目標9万トン/年の約90%を達成できます。

○電気ポットはこまめにプラグを抜く
CO2削減効果52.4kg/年
節約額3,330円/年

○シャワーは不必要に流したままにしない
CO2削減効果28.7kg/年
節約額3,210円/年

○間隔をあけずに入浴する
CO2削減効果85.7kg/年
節約額6,190円/年

○近距離通勤は自転車・徒歩通勤に
CO2削減効果161.6kg/年
節約額11,782円/年

○エコドライブの実施
CO2削減効果117.3kg/年
節約額9,365円/年

○テレビを見ないときは消す
CO2削減効果8.2kg/年
節約額520円/年

◆その他の取り組みやアクションプランの詳細はこちら→本紙掲載の二次元コードから

問合せ先:脱炭素推進課
【電話】(内線1141)

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