文字サイズ
自治体の皆さまへ

【今月の特集】9月9日は「救急の日」(2)

2/42

北海道恵庭市

▼119番通報をする前に
意識がない、大量に出血している、交通事故にあった、広範囲にやけどを負ったなど、誰が見ても一刻を争う状況であれば、ためらわず119番通報ができると思います。しかし、「今の状態で、救急車を呼んでいいのか分からない……」と、迷う場合も少なくありません。
判断がつかない時には、まず消防庁が提供している「Q助」を利用してください。当てはまる症状を選択していくと、緊急度の目安を4段階で判定。その症状について、受診できる医療機関や移動手段などの情報を検索することも可能です。また、子供の急病の場合は「小児救急電話相談」もあります。こちらは「#8000」に電話すると、小児科医・看護師が相談に応じてくれます。

・迷ったときは「Q助」を活用しましょう。
緊急度の目安を教えてくれます

▼119番通報をした後に
人手がある場合には、救急車が到着する前に、次のものを用意しておくと便利です。
・保険証
・診察券
・お金
・靴
・服用している薬
・おくすり手帳

(乳幼児の場合)
・母子健康手帳
・紙おむつ
・ほ乳瓶
・タオル

また、救急車が到着したら、救急隊の求めに応じて、次のことを伝えてください。
・事故や具合が悪くなった状況
・救急隊が到着するまでの変化
・行った応急手当の内容
・患者の情報(持病、かかりつけの病院やクリニック、服用している薬、医師の指示など)

持病などがある人は、日頃からかかりつけの病院や薬の情報などをメモにまとめておくと、災害などの時にも役立ちます。いざという時に落ち着いて対応ができるよう、備えておくことが大切です。

●そのほかにも、こんな問い合わせが!
[Q]今日の当番病院はどこか、教えてほしい。
[A]市公式アプリ「えにわっか」で確認することができます。音声ガイダンス(【電話】0123-33-5000)でも確認できます。

[Q]近所迷惑になるので、救急車のサイレンを鳴らさないで来てほしい。
[A]救急車は緊急自動車のため、道路交通法施行令14条にて「サイレンを鳴らし、かつ、赤色の警光灯をつけなければならない」と定められています。
現場まで安全迅速に走行するためにも、鳴らさずに走ることはできませんので、ご理解ください。

●YouTubeチャンネルでも紹介しています!
「恵庭市消防署公式チャンネル」では、消防車や救急車の紹介、研修会の案内など、皆さんが消防署を身近に感じることができるような情報を動画で発信しています。今回紹介した「救急連携出動」の動画もありますので、ぜひチェックしてください。

●中学生を対象とした講習会を実施中!
令和5年度から、市内全5中学校を対象に、救命講習会を実施しています。この取り組みは、令和4年度から実施している小学生を対象とした救命講習会の延長となるもので、中学校では、講習会を通して「応急手当ができるようになること」を目的として、授業に導入されています。
小学校で応急手当について知り、中学校で応急手当ができるようになる。継続して講習を受けることで、いざという時に落ち着いて行動できるバイスタンダーとなってもらえることを期待しています。

●救命講習会について
市消防本部では「誰もが応急手当ができるまち」を目指して、救命講習会を実施。応急手当に難しいイメージを持っている若い世代に親しみを持ってもらうため、修了証と参加証にポケモンのイラストをプリントしています。
また、e-ラーニングというweb講習を事前に受講することで、2時間で実施している講習を1時間に短縮できる「実技救命講習」という講習会も行っています。
e-ラーニングの受講方法や講習会日程については、市ホームページを確認ください。

◇9月の講習会日程
日時:
(1)9月10日(日)10時~12時→普通救命講習I・III
(2)9月23日(土)10時~16時→上級救命講習
会場:恵庭市消防総合庁舎(有明町2-4-14)
内容:応急手当の重要性、心肺蘇生法(普通Iは成人、普通IIIは乳児・小児、上級は成人・乳児・幼児)、AED、止血法、異物除去など
対象:市内に居住または通勤・通学している中学生以上の人
定員:10人
申込期限:開催日2日前の17時15分まで

問合せ・申込先:消防署島松出張所
【電話】36-8439

▼AED設置施設公表制度
応急手当のうち、重要な手法の一つが自動体外式除細動器(AED)です。突然、心肺停止に陥った傷病者に対しては、速やかに心肺蘇生法及びAEDによる電気ショックを行うことが、救命率の向上に繋がります。そのため市消防本部では、市内のAED設置施設を皆さんに周知し、救命処置が必要な傷病者に対して、速やかに設置施設のAEDを使用してもらえるよう、「恵庭市AED設置施設公表制度」を設けています。
市ホームページでは、制度に承諾いただいた246施設(7月1日現在)を「恵庭市AED設置施設町別一覧」として公表しています。なお、公表施設には表示証が掲示され、一目でわかるようになっています。「施設マップ検索」もあるので、万一の際に備えて、周辺のAED設置施設を把握しておきましょう。
なお、現在AEDを設置していたり、これから設置する予定がある施設・企業で、公表に承諾いただける場合はご連絡ください。市民の命を守る一つの手段として、ご協力をお願いします。

○AED開けてみた
(1)施設に設置されているAEDのふたを開ける
(2)AEDを取り出す
(3)カバーを外し枠内下矢印部分をスライドして開ける
(4)音声に従って操作する

特集の問合せ先:
119番通報について…救急指令課【電話】33-0992
救命講習について…島松出張所【電話】36-8439
AEDについて…南出張所【電話】34-9111

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU