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まちと、人と。[中田尚靖(なかたなおやす)さん]

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北海道愛別町

なめこ生産者の中田尚靖さん。
3人兄弟の長男として愛別町で誕生。愛別町の豊かな自然の中で、のびのびと幼少期を過ごし、高校卒業後は、長野県農業大学校に進学。卒業後は長野県林業総合センターでなめこについて学びを深め、父・栄一さんと同じなめこ生産者としての道を歩み始めた。
また、現在は3児の父として妻・小百合さんと共に、愛別町で子育てに励んでいる。

■「―変わる形。変わらない思い。―」
新型コロナウイルス感染症の影響により、愛別町の一大イベントである『あいべつきのこの里フェスティバル』もここ数年は、開催中止やイベントの規模縮小が余儀なくされた。しかし今年5月、新型コロナウイルス感染症が5類へと移行されたことを受け、4年ぶりにフェスティバルが現地で開催されることとなった。イベント復活へと動き出した実行委員会。その思いについて、実行委員長の中田尚靖さんからお話しを伺った。

◇つなぐ思い
今年、第37回目となる『あいべつきのこの里フェスティバル』、このイベントの立ち上げメンバーとして長きにわたり実行委員会を引っ張ってきたのが、尚靖さんの父・栄一さんだ。「うちの親父たちが池田町のワイン祭りを見に行って、こんなイベントを愛別でもやれたらいいよねとなったのが始まり。」と教えてくれた。尚靖さんは今からおよそ10年前、父親の影響で実行委員会に加わった。そして、7年前からは実行委員長として周りを引っ張る立場となった。「実行委員長になってもやることは変わらない。実行委員会のメンバーはみんな同じ気持ちでやっている。立場は変わってもイベントに対する思いは変わらないからプレッシャーもあまり感じなかった。」と就任当時を振り返った。

◇コロナ禍を乗り越えて
新型コロナウイルス感染症の影響により、現地でのイベント開催ができない年が続いた。「コロナがこんなに長く続くと思っていなかったから、1年目はただ何もやらなかった。でも、フェスティバルは常連のお客さんも多く、無くなったと思われたくなくて、2、3年目はPRのためにオンラインでの開催という形をとった。惰性になってしまった部分もあるけど、やらなかったら…。」焦りや不安を感じたそうだ。
コロナ禍を経て、今年の開催は「今までと同じ」が通用しなくなった。「内容を整理して取捨選択していくのが大変。予算がない中でも、やれることを最大限やるしかない。
今年からキッチンカーを入れてみたりとか、新しいことも始めていく。」と前向きな思いを教えてくれた。

◇まちの皆さんへ、感謝を伝えたい
これまで、多くの町民の方々が協力員としてイベントを支えてきた。「まちの皆さんには本当に助けてもらいました。感謝しています。今年はコロナの関係で焼肉の食べ放題ができなくなったので、協力員もそこまで必要なくなると思う。そうなった時に会場に来ないというのではなくて、今度はお客さんとしてイベントを楽しみに会場に来てほしい。」と地域への思いを話してくれた。

◇みんなで作り上げる
運営側の悩みや思いを尋ねたところ、「自分たちがこのイベントを利用して、自分の作っているものややっていることをアピールするんだ!という人がもっと実行委員会に増えてほしい。」と話す尚靖さん。「イベント名に『きのこの里』とつくけど、きのこだけをPRするためのイベントじゃないから。まちを盛り上げるためにみんなで作り上げて、みんながそれぞれ自分の自慢できるような魅力を伝えていける場でありたいね。」と笑顔を見せた。

■第37回あいべつきのこの里フェスティバル[入場無料]
日程:9月10日(日)10:00~14:00
※雨天決行
会場:愛別町農村公園(愛別町字北町310番地1)
無料送迎バス:愛別駅前⇔役場前⇔蔵ら前⇔会場間で随時運行(9:00~14:30)

イベントの詳細は、愛別町ホームページをご確認ください!

主催:きのこの里フェスティバル実行委員会

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