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自治体の皆さまへ

JR根室線富良野~新得間の【廃線・バス転換】が正式に決定されました。

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北海道新得町

令和6年(2024年)3月31日 鉄路の廃止・4月1日 新たな交通体系へ

令和5年3月30日、富良野市で開催された根室本線対策協議会役員会において、全7首長とJR北海道による廃線同意書調印式が行われ、JR根室線富良野~新得間の廃線・バス転換が正式に決定されました。
この間、鉄路の復旧と存続に向けて国や北海道、JR北海道へ、あらゆる要請活動を行ってきましたが、現実の壁の高さに対して一自治体では力が及ばず、残念ながら廃線の合意とならざるを得ませんでした。

◆これまでの経過
平成28年8月 台風10号大雨災害により東鹿越~新得間が不通、一部バスによる代行運転に
平成28年11月 JR北海道が維持困難な10路線13線区を発表
平成29年5月 道内選出国会議員に対し、鉄路存続に向けた要請を実施
平成29年6月 国土交通大臣に対し、鉄路存続に向けた要請を実施
平成30年6月 国土交通省並びに道内選出国会議員に対し、鉄路存続に向けた支援制度の創設を要請
令和元年9月 JR北海道並びに北海道に対し、鉄路存続に向けた要請を実施
令和2年12月 国がJR北海道への支援策を提示(赤線区への支援は含まれず)
令和3年7月 JR北海道から協議の申し入れがあり、これを受け協議開始へ
令和3年10月 北海道並びに北海道議会に対し、鉄路存続に向けた財政支援に関する要請を実施
令和4年1月 鉄路維持のためにJR北海道から関係市町村等に求められた年間10億9千万円の負担は困難であることを確認
令和4年3月 関係4市町村(富良野市、南富良野町、占冠村、新得町)で各住民説明会を実施
令和5年1月 関係各交通事業者と新たな交通体系の運行ルート及びダイヤ等の具体案を調整
令和5年3月 新たな交通体系案に関する支援の内容及び鉄路の廃止時期について、JR北海道から提案を受ける
令和5年3月 JR北海道からの提案に全7首長が合意し、廃線同意書に調印。
(上記のほか、令和3年7月の協議申し入れ以降、18回にわたる関係市町村幹事会等を実施)

◆JR北海道からの運行支援金
関係4市町村から提案した新たな交通体系に基づき、JR北海道から支援内容について以下の通り提示を受け、これに合意しました。

・JR北海道からの運行支援金は、渡切(わたしきり:精算の結果返納の必要はないが、追加の請求もできないもの)として支給されます。
・支援金の管理は、新交通体系のルート(1)(2)分は南富良野町、ルート(3)(4)分は富良野市で行います。
・関係4市町村、北海道、交通事業者による協議会を設立し、運行支援金の執行状況を報告します。
・新たな交通体系の効率的な運行に向けた再編などについては、同協議会で協議、検討を行います。

◆新たな交通体系【バス転換】ルートイメージ
将来的に持続可能な交通体系となるよう、既存バス路線をベースに各交通との接続性に配慮し、地域の実情やニーズに応じたダイヤ設定とすることで、利便性を確保します。

新たな交通体系などについて、今後変更や動きなどがありましたら、その都度広報紙等で町民の皆さんへお伝えしていきます。皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。

担当:役場地域戦略室
【電話】0156-64-0521

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