≪特集≫CHANGE 駅前 駅前複合施設工事始まります(1)

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6月より駅前複合施設の工事が本格的に始まります。
今号では、複合施設について詳しく紹介します。

◆駅前づくり　コンセプト
「人が集い、笑顔が広がる、駅前周辺の賑わいを創出」
・新得町らしい魅力的で賑わいがある
・町民や来訪者が交流できる
・安心安全、快適な交通結節点

◆建物概要
建築面積：912.98平方メートル
延床面積：1,594.94平方メートル
構造：木造2階建て

◆複合施設の配置と駅前広場の特徴
・新しい駅前広場と一体的になるよう南北に長く配置し、建物内部の賑わいが見える配置とします。
・JR新得駅、商工会館から施設へのアクセス動線がスムーズとなるよう計画します。
・施設の駐車場は駅前広場の南側へ整備します。
・駅前広場はバス・タクシー・自家用車それぞれの乗降場を整備し、スムーズな乗継が可能とします。
・駅から乗降場には、キャノピー(屋根)を設け、雨天時にも対応できる広場とします。
・イベントなどが開催できる広場を設け、まちの賑わいを創出します。

◆自然を感じる親しみのある空間
建物外部は、窓ガラスを大きくしているため、道路側から見た時に建物内部の賑わいが見える作りとしており、大きな窓の所には、ルーバー(細長い板を平行に隙間を空けて並べた工法)を用いて、木材によるアクセントを加え、建物の外側からも新得の豊富な森林をアピールする見た目としています。
建物内部は、新得町産の木を表した構造や、ルーバー天井など、新得の森をイメージさせる空間や温かみのある落ち着いた空間、賑わいのある空間など、機能に応じて特色のある空間構成とします。
また、木造であること、構造材には新得町産木材(町有林)を積極的に使うなど、より親しみを持てる空間とし、地域の林業を学べる施設として、木育を促進します。

◆町民や観光客が集う　魅力的で賑わいのある　複合施設
≪1F≫
▽観光案内
新得町の自然やグルメ、温泉などの魅力を発信するとともに、さまざまなアウトドア体験が楽しめるよう、アウトドア受付を設け、体験型観光を後押しします。

▽カフェ・物販店舗
カフェは、コーヒーや紅茶などのドリンク類と軽食を提供します。基本的にテイクアウト方式として、施設内のカウンターや休憩活動スペースなどで、自由に楽しむことができます。物販店舗では、新得町を中心とした十勝管内の特産品、農産品などのほか一般食品やアウトドア商品など、多様な品揃えとします。

▽休憩・活動スペース
カフェとして楽しむ、キッズスペースで遊ぶ子どもを見守る、バスやJRの待ち時間を過ごす、勉強や友達との時間を過ごす、Wi-Fiに接続して仕事をするなど、自由に使えるスペースとして地域の人々の居場所となる場をつくります。図書館の本を一部設置します。

▽壁面アートプロジェクト
複合施設は「次につなぐ」施設であり、次世代を担う子どもたちに関わっていただきたいという思いから、複合施設屋内に子どもたちが描くメッセージパネルを集めた壁面アートを設置します。パネルは町内の小中学校及び新得高等支援学校生徒に依頼する予定です。

▽金融機関
複合施設との営業時間の違いなどに考慮し、単独で運営可能な、南側に金融機関を設けます。

≪1・2F≫
▽キッズスペース
小学校低学年程度までの子どもを対象に、年間を通して遊ぶことのできるキッズスペースを設けます。ネット遊具により1階と2階の行き来が可能な、上下に楽しむことのできる場とします。
2階にはプロジェクションマッピングを配置し、近隣にはない特色のある空間とします。

≪2F≫
▽観光協会事務室
観光客の案内が可能なカウンターを設け、業務のしやすい執務室とします。

▽多目的室
会議利用やコワーキングスペースとしてのビジネス利用、空いている時は誰でも自由に利用できるほか、災害時における観光客の一時避難所として利用可能なスペースです。

▽鉄道遺産展示
鉄道で発展してきた新得町の歴史を学べる場として、SL時代(昭和30年代)の新得駅前を再現したNゲージサイズのジオラマをメインとし、拓殖鉄道や十勝森林鉄道なども含め、パネルや映像・グラフィック展示なども予定しております。また、鉄道遺産展示だけではなく、時には町民ギャラリーの開催や、隣の多目的室と一体でイベント開催ができる場所として予定しています。

○愛称募集します
駅前複合施設は町民をはじめ、利用される方々にとって身近な存在として愛着を持っていただくため、施設のほか主なスペースの愛称を募集します。募集内容の説明は今号の折込みチラシをご覧ください。