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UPDATE!!地域おこし協力隊

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北海道新篠津村

○今月の担当
早瀬 慶四郎

◆キャンピングカー再び

昨年、土浦ナンバーのキャンピングカーで、新篠津村を拠点に3ヵ月ほど北海道に滞在されたご夫婦がいました。道内どこかに出掛けては、数日してまた新篠津に戻って来る。たっぷの湯や、産直市場でしょっちゅう顔を合わせ、僕はAさんとすっかり仲が良くなってしまいました。Aさんが地元に戻ってから、御地の名産の柿をどっさり送ってくれたこともありました。
そのAさんが、今年もまた5月下旬に、しのつ公園に来ました「おー、元気だったかい?また今年も来ちゃったよ」とお土産も頂き「お帰りなさい!待っていましたよ」と僕は思わず感激してハグをしてしまいました。「いろいろと回ってみても、ここが静かで温泉も新鮮野菜もあるし、一番案配がいいんだ」と何とも嬉しいことです。
また、先日は苫小牧の幼稚園児たちが田植え体験の遠足に来て、その後しのつ公園でお弁当を食べていました。受け入れ農家のYさんは「子どもたちを受け入れることは大変だけど、こちらも嬉しいし楽しいんだよ」と言っていました。Yさんいわく「風が強くて困ると言うけど、朝露や虫を飛ばしてくれるから葉物野菜にはとてもいいんだ。雪が多いことも豊かな水が生まれるからありがたいことなんだよ」。困難なことはたくさんあるけど、地元の農家さんは、とても明るく前向きに生活を楽しんでいます。
「タラの芽」「ウド」「行者ニンニク」5月の山菜の旬の時期はとても短く感じました。私たちの産直市場は鮮度にこだわり「旬」を背負っています。
コロナ禍への対応が進み、人々の往来が激しくなってきました。コロナ禍で何度も使ってきた「リモート」の対義語は「ローカル」だといいます。「ローカル」という言葉には「地域の」「地方の」という意味だけでなく「現場の」「目の前の」という意味があることに気付かされました。ネットを通じたお取り寄せではなく、リアルで手触りのある「しんしのつの旬」を提供し、ファンを増やして行けたらと思います。

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