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技能の世界 WORLD OF SKILL【特別編】

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北海道旭川市

■「未来の職人」を育む技能学校
私たちの暮らしを支える技能。それを磨く場は、職場だけではありません。多彩なジャンルの科があり、未経験から飛び込みやすい技能学校で学ぶ道もあります。充実した設備と手厚い指導で、ものづくりの広さと深さを感じませんか。

▽ポリテクセンター旭川
テクノインストラクター(職業訓練指導員)瀧谷成(たきたにあきら)さん
新たなキャリアで再就職を目指す人を支援する、厚生労働省所管の職業能力開発施設です。6つの科があり、6~7か月間、無料で技能の習得が可能。近年、ものづくりの需要が高まっており、家具生産が盛んな旭川地域の需要に応えられるよう、CAD(キャド)デザイン科では機械以外に建築図面を学べます。就職サポートも万全。経歴も年齢も様々な人とのつながりも財産です。
工具の使い方から鉄板の切断や溶接まで、一から技術が身に付きます。特に溶接は多くの業種で応用が利きます。多様な資格が取得できるのも魅力です。受講者は元パティシエや元ホテルマンの他、いわゆる「溶接女子」など幅広く、修了後の活躍を聞くとうれしくなります。就職先では手順を踏んで体系的に学ぶ機会はあまりないため、ポリテクのきめ細やかな指導は貴重です。高い安全意識を持って手に職を付けてもらうのはもちろん、ここでの経験を自信にし、ものづくりを楽しんでほしいです。

問合せ:ポリテクセンター旭川
【電話】48-2327
永山8の20

▽道立旭川高等技術専門学院
色彩デザイン科2年吉田悠真(よしだゆうま)さん
道の職業能力開発施設で、高校卒業後すぐに入学する方が8割を占めます。プログラミングや自動車整備、建築、デザインといった、地域で求められる技能や知識を2年かけて身に付けます。旭山動物園の路面サインのデザインや塗装を担当するなど、地域貢献活動も盛んに行っています。地場産業の分野では、技能五輪に出場する家具職人を多く輩出しています。
高校卒業後に就職しようか悩みましたが、塗装に興味があり、友人の勧めで入学しました。塗装の仕事に就くと手掛ける対象物は限られますが、学院では建築から自動車、木製品と広く経験できます。指導員はそばで親しく接してくれる、お父さん的な存在です。疑問点はすぐに解消でき、できることが増えていくのが醍醐味(だいごみ)で「面白いことを見つけ、全力で楽しめば長く続けられる」と教わっています。真っさらな状態からのスタートでしたが不安もなく、やりたいことは全部やれています。

問合せ:道立旭川高等技術専門学院
【電話】65-6667
緑が丘東3の2

詳細:産業振興課
【電話】65-7047

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