[2]デザイン創造都市
▽国際的会議・イベントの開催
私はこれまで国内外のデザイン創造都市との連携を深め、あさひかわ創造都市推進協議会の方々とも協力し、デザイン創造都市旭川の存在感を高めてきました。
こうした関係者が一体となった取組みが実を結び、ドバイやソウルといった名だたる都市との競合に見事勝ち抜き、今年10月に、全世界から49都市の代表が集うユネスコ創造都市ネットワークにおけるデザイン分野のサブネットワーク会議が本市で開催されます。
この会議は、本市の歴史や文化、自然そして、家具・木工をはじめとするものづくりやデザインに触れていただく絶好のチャンスです。サブネットワーク会議に加え、6月に開催される国際家具デザインコンペティション旭川や旭川デザインウィーク、さらには大阪・関西万博共創プログラムのプレイベントの旭川開催といった国際的イベントを契機として、デザイン創造都市旭川が国際的に高い評価を得てさらに魅力を発信することができるよう、官民が一体となってしっかりと取り組みます。
▽デザインシステムの導入
デザイン創造都市としてのまちづくりを一層進めるため、新たにデザインシステムを導入します。デザインシステムとは、デザイン創造都市にふさわしいデザインと統一感を創り上げ、市民に対しデザイン創造都市としての認識度を高めていくとともに、国内外に向け、デザイン創造都市としてブランディングをしていくための取組みです。
我が国を代表するデザイナーの下、デザインを作成し、段階的に進めていきます。まずは、市役所の取組みとしてホームページやポスターなどの様々な広報媒体のデザインルールを定め、このルールの下、統一されたデザインの広報物などを制作し、市役所や市内の様々な場所で発信します。
[3]除排雪先進都市
令和6年度の除排雪予算は、労務単価・資材単価の上昇、働き方改革に対応するため、前年度を上回る約36億2千万円を確保します。除排雪作業の安全確保や人材不足の対策として、映像鮮明化装置の増設、積雪センサー・ライブカメラの本格導入などによるDXの推進、官貸除雪車両の増強などに加え、除雪車両の運転免許取得支援金を取得希望者の増加に合わせて拡充します。
昨年雪対策基本条例を制定しましたが、道路への雪出し行為や違法駐車への対応を強化するため、テレビCMやSNS、広報車、街頭放送などの多様な手法を検討し、効果的な周知・啓発を進めます。
加えて、持続可能な除排雪体制構築のため、北海道と連携し、中心市街地などで、道道・市道の管理区分を交換して効率的に除雪する交換除雪の導入を検討します。
また、例えば、デジタルツールを活用し、市民の皆様から地域の除排雪状況の写真データを送っていただき、位置や状況を作業中の除雪車両に伝達し、対応する取組み等も検討します。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>