《特集》令和5年度村政執行方針 教育行政執行方針(1)

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「住みたい　住み続けたい村」
「働ける村　活力ある村」
「訪れたい村　つながりたい村」

■村政執行方針
令和5年第2回更別村議会定例会の開会にあたり村政執行の所信を申し上げ村議会並びに村民の皆様の深いご理解とご協力を賜わりたいと存じます。
私は平成27年に村民の皆様の温かいご支援を賜り村長に就任し2期8年間、公約に掲げた「住みたい住み続けたい村」「働ける村活力ある村」「訪れたい村つながりたい村」を村づくり三原則に掲げ20年後も30年後も豊かで持続可能な村づくりの実現に向け、子育て支援や高齢者福祉の充実、基幹産業である農業の基盤整備、商工業の支援策の推進、また地方創生やデジタル田園都市国家構想など、様々な課題に取り組んでまいりました。
このたび3期目の重責を担う者として、これまで村民の皆様から賜りました多くのご意見や思いを受け止めながら、村政の運営に全身全霊で取り組む所存でございます。
昨年を振り返りますと、本村の基幹産業である農業は、6月以降の多雨により日照時間も短くなり、作物の生育に大きく影響が出ることとなりました。しかしながらこのような状況にあっても長年にわたり培われた高い農業技術と懸命なご努力により127億の粗生産額を上げられましたことに、あらためて農業者・関係機関の皆様のご努力に敬意を表するものであります。
一方、ロシアのウクライナ侵攻に起因する原料産出国の輸出規制により、農業資材や肥料の高騰が続いており、酪農においても生乳の生産調整や飼料価格の高騰などにより農業経営が大きく圧迫されていることから、これらに対し国や道の支援と併せ村も関係機関と協力のもと必要な支援を講じます。
また、これからの農業生産基盤の安定化を図ることから、本年度から事業着手される国営かんがい排水事業新更別地区及びサラベツ川河川改修事業を推進してまいります。
更別スーパービレッジ構想については、デジタル田園都市国家構想推進交付金タイプ3に採択され、昨年10月から一部のサービスの実装を始めたところです。人と人のつながりを守りつつ、デジタルを活用し、心身ともに豊かで便利に暮らし続けられる地域を目指し引き続き事業を推進してまいります。
新型コロナウイルスにつきましては、感染症法上の位置付けが5類感染症へ変更され、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進みつつある中、その一方で、世界的なエネルギー・食糧価格の高騰、欧米各国の金融引締め等の海外経済やロシア・ウクライナ情勢は不透明感が強く、引き続き原材料価格の高騰や物価上昇など景気の下振れリスクが懸念されることから、引き続き流行状況を注視しつつ、アフターコロナに向けた動きを一段と進められるよう適切な対策を講じてまいります。
地方を取り巻く環境は、引き続き厳しいものがありますが、住民の皆さんそれぞれが、世代や分野を越えて幅広くつながり、生き生きと暮らせる更別村の実現を目指し、公約に掲げた村づくりの三原則「住みたい住み続けたい村」では、子育て支援の充実をはじめとする教育・医療・福祉・住環境の整備、「働ける村活力ある村」では、農業・商工業の振興、雇用機会の創出、「訪れたい村つながりたい村」では、交流・関係人口の増加、観光資源の活用として、第2の道の駅の新設等の施策を与えられた任期の中で達成を目指すとともに、「第6期総合計画」のテーマである、「住みたい住み続けたいまちともにつくろうみんなの夢大地」の実現に向け、全力で村政運営に当たってまいります。
次に、令和5年度において取り組む各種施策につきまして、総合計画の基本計画で示す基本目標ごとに申し延べさせていただきます。