◆町の更なる発展と町民一丸となったまちづくりを目指して
月形町長 上坂 隆一
町民の皆さま、新年明けましておめでとうございます。
新しい年を町民の皆さまとともに迎えられたことを心からお慶び申し上げますとともに、日頃から町政の運営に対し特段のご理解とご支援を賜り、深く感謝申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、いまだ終息の兆しが見えないロシア・ウクライナ情勢の影響により、日本国内においても日用品を含めあらゆる資材・物品の値上げが繰り返されるなど、私たちの生活に多大な影響を及ぼしており、1日も早い終息が望まれるところです。
3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシックでは、北海道日本ハムファイターズの監督であった栗山英樹氏率いる侍ジャパンが3大会ぶり3回目の制覇を成し遂げました。特にアメリカとの決勝戦では、月形町応援大使でありました大谷翔平選手が胴上げ投手になり、日本中が歓喜に包まれました。大谷選手は、メジャーリーグのレギュラーシーズンでも活躍し、打者として44本塁打を放ち、日本人選手初の本塁打王を獲得したほか、MVPを2度目となる満票で受賞するという史上初の快挙を収めました。また、来季はドジャースに移籍しますが、10年で総額7億ドル(約1015億円)という、スポーツ史上最高額での契約となりました。「野球界のために努力し続けたい」と語る大谷選手を今後も応援します。
新型コロナウイルス感染症については、昨年5月からは5類感染症に位置付けられ、私たちの生活がようやく平常に戻ってきていますが、日頃からの基本的な感染対策については、引き続き継続することが望まれるところです。
昨年4月、本町は町制施行70周年の節目の年を迎え、11月2日には、町の更なる発展と町民一丸となったまちづくりに取り組み、明るく豊かな郷土の建設に邁進する決意を新たにするため、町制施行70周年記念式典を挙行しました。
本町の基幹産業である農業につきましては、猛暑による影響から全般的に収量が減少するなど、農業者の方には苦労の多い年であったと思います。本年は、災害が発生することなく、良い天候に恵まれ、豊穣の秋が迎えられることを心からお祈りいたします。
JR札沼線の一部廃線に伴い譲渡を受けた土地については、希望する農業者を先行し順次譲渡を進めております。また、10月には石狩月形駅跡地に町道が完成し、地域の皆さまの利便性向上に繋がったところです。
現在改修中の町民保養センターについては、温泉施設の機能向上を図るとともに、道の駅登録に向け準備を進めていますが、今秋のリニューアルオープン以降は、皆楽公園エリアを町の観光拠点とし、温泉、宿泊、飲食の3つの機能を安定的に継続させて、皆楽公園エリアが持つ多様な機能とサービスで、集客を図ってまいります。
義務教育学校については、令和9年度の開校を目指し、現在基本設計を行っているところです。また、昨年6月には、義務教育学校開校準備委員会を設置し、開校までに決定しなければならない学校名、校歌、校章など多くの事項について協議を進めているところです。
本町を取り巻く社会情勢は依然として厳しい経済状況ではありますが、農業、商工業振興について、月形町農業協同組合、月形商工会と連携しながら、町の発展・振興に努めてまいります。また、国が推奨するデジタル技術を活用して、住民の利便性を向上させる施策についても、取り組んでまいります。
結びになりますが、本年が町民の皆さまにとって健康で喜びに満ちた実り多き1年であり、災いのない年になりますことを心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
副町長 堀 光一
教育長 古谷 秀樹
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