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市議会の動き(1)

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北海道札幌市

2月14日に招集された第1回定例会の中から、2月20~22日の代表質問の主な内容や、3月10日までに可決した議案などについてお知らせします。
※代表質問の映像は本紙掲載の二次元コードから

■第1回定例会
▽本会議(3/10までに可決した議案など)
・令和5年度一般会計補正予算(第7号)
物価高騰対策として、低所得者支援および定額減税補足給付金に係る経費など、195億9,400万円を補正するもの

上記を含め、合計36件の議案などを可決しました。

▽予算特別委員会(第一部・第二部)
副委員長、理事制の設置、審査日程などを決定しました。(2/22)
令和6年度の予算を審査しました。(3/1、3/4、3/6、3/8)

■健康寿命の延伸に向けた高齢者施策
川田(かわた)ただひさ(自由民主党)

問:敬老健康パスの素案に対する市民のさまざまな声を踏まえて、健康寿命延伸に向けた高齢者施策をどのように進めていきますか。
答:幅広い市民理解を得られるよう、新制度の仕組みを体験する機会などを設け、市民意見を制度設計に生かしていきます。また、敬老パス利用者への経過措置も検討していきます。

■いじめから子どもの命を守るための体制強化
水上美華(みずかみみか)(民主市民連合)

問:いじめから子どもの命を守るため、多面的・多角的な問題の分析と組織的な対応が必要ですが、どのように体制を強化していきますか。
答:いじめ問題を学校全体で共有し組織的に対応するとともに、専門家と連携した見守りや相談の体制を整えるなど、本市全体で子どもの悩み事や困り事に寄り添う体制を強化します。

■幸齢(こうれい)社会を見据えた敬老パス制度の見直し
熊谷誠一(くまがいせいいち)(公明党)

問:敬老パスは、身体的に活動が難しい高齢者も含め誰もが安心して利用でき、必要な方に支援が届く施策とすべきだと考えますが、いかがですか。
答:要介護者など日常の生活動作が困難な方へのポイント提供、公共交通の利用が少ない方の電子マネーでの利用などを検討し、老後の活動を多面的に後押ししていきます。

■敬老パス制度の発展と市民合意
田中啓介(たなかけいすけ)(日本共産党)

問:敬老パスは、無償のフリーパスとして使える制度に発展させ、制度の変更に当たっては、市民合意を得るべきだと考えますが、いかがですか。
答:多くの高齢者が利用できるよう、公共交通以外の用途にも活用できる制度を考えています。段階的な導入の検討など、市民の声を聞き持続可能な制度を構築していきます。

■札幌ドームの活用促進策
坂元(さかもと)みちたか(日本維新の会)

問:札幌ドームに大相撲を誘致し、北海道場所を開催できないかと考えていますが、札幌ドームの活用をどのように促進していきますか。
答:全天候型多目的施設である札幌ドームのポテンシャルを生かした新たな魅力や価値を創出し、多くの市民が集い楽しめる施設を目指し、活用可能性を幅広く検討していきます。

■丘珠空港の搭乗時の混雑緩和
山田一郎(やまだいちろう)(自由民主党)

問:丘珠空港では新規就航の増加で旅客数が増え、保安検査場が混雑しています。早急な混雑緩和策が必要だと考えますが、いかがですか。
答:空港運営会社では、待合室の拡張や航空各社との協議をしています。本市も利用者の円滑な搭乗に向け、動線や人員体制、案内方法などを協議し、混雑改善につなげていきます。

■アーツカウンシルの設置
篠原(しのはら)すみれ(民主市民連合)

問:専門家らが文化芸術事業の助成・審査・評価、活動支援などを行うアーツカウンシルを早期に設置すべきだと考えますが、いかがですか。
答:2024年度から開始予定の実証実験などを通じ、文化芸術の振興や異分野連携に適したアーツカウンシル機能、組織の在り方や規模感などを整理し、設置を検討していきます。

■国民健康保険の高額療養費の支給申請
山口(やまぐち)かずさ(山口かずさ)

問:高額療養費の申請漏れを防ぐため、申請勧奨や2回目以降の申請を省略できる方式を早急に導入すべきだと考えますが、いかがですか。
答:2027年の地方公共団体の業務システム統一時に、申請勧奨や申請省略方式を導入予定です。それまでは、対象者に個々に文書を送付するなど、暫定的な申請勧奨を実施します。

■丘珠空港への地下鉄乗り入れ
成田祐樹(なりたゆうき)(未来さっぽろ)

問:丘珠空港のアクセス改善は、GX投資を起点として東区・北区の土地の利用可能性を広げると考えます。丘珠空港への地下鉄乗り入れの効果をどのように見込んでいますか。
答:空港の利便性向上や周辺の土地利用などに一定の影響があると推測しますが、延伸には事業採算性の課題があり、慎重な対応が必要と考えます。

■敬老パス制度の在り方検討
米倉(よねくら)みな子(こ)(市民ネットワーク北海道)

問:少子高齢化を踏まえた持続可能なまちづくりは全世代の課題です。敬老パス制度の在り方は、幅広い世代や立場の方が参加し検討すべきだと考えますが、いかがですか。
答:全世代の明るい未来につながる健康長寿の街を目指し、制度への意見を求めており、幅広い世代や立場の方に参加いただき構築していきます。

編集:札幌市議会事務局政策調査課
【電話】211-3164【FAX】218-5143
市議会ホームページ【URL】www.city.sapporo.jp/gikai

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