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自治体の皆さまへ

[特集]ともに成長し、育つ施設に 栗山煉瓦創庫くりふとの”イマ”(2)

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北海道栗山町

◆くりふとの活動が新たなカタチへ
▽音楽を身近に感じ楽しめるまちに
2年前に札幌から移住し、栗山を拠点に自身の音楽ユニット「木箱」の活動や音楽レーベルの運営のほか、サウンドエンジニアとして道内外さまざまなアーティストの楽曲制作に携わっています。
町内には公共施設や雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウスなど、活動を行ううえで選択肢となる場所が豊富だと思います。特にくりふとは、館内の大きな白壁を活かした映像投影やファブラボ栗山との連携で、面白い取り組みが多くできると感じています。
昨年11月には私の手掛けるレーベルの音楽イベントをくりふとで開催しました。札幌では目にすることが少なかった親子連れやご年配の方にも来場いただき、音楽で娯楽や世代間交流、そして町おこしに繋げたいという思いをあらためて感じる機会となりました。
最近はくりふとをはじめ、多くのイベントにもお声かけいただき、音響の手伝いなどもしています。私のノウハウを地域に還元することで、世代問わず音楽が身近に楽しめるまちになればと思います。

町内在住の音楽家/サウンドエンジニア
西村哲さん(札幌出身)

▽最高のコーヒーを地域に根付かせたい
くりふとキッチンでスペシャリティコーヒー(品質、産地、豆などにこだわり、高い評価を持つコーヒー)の提供を中心に営業しています。
札幌のコーヒー店に勤務しており、自分のコーヒーを地域に根付かせたいと思っていたところ、栗山の存在を知り、定期的に出店していました。
当初はコーヒー一本での営業を考えていましたが、来店されるお客さんの反応や地域性などもリサーチでき、実際にフードメニューの新設やテイクアウトの対応など、都度改良を進めていきました。
くりふとでの経験や地元(北見)に似た雰囲気が栗山で感じられたことから、町内に移住し、お店の開業を決心しました。開業後もコーヒーと合わせた軽食の提供や夜のバー営業も考えています。
最近、コーヒーを提供したお客さんに「こんなに美味しいコーヒーは初めて」と言われとても嬉しかったです。多くの方に「驚き」を与え、栗山に人が呼べるお店になれるように頑張っていきます。

カフェブンナタッタ
石川優さん(北見出身)

◆皆さんと一緒に育つ”くりふと”
くりふとを利用する理由はさまざまです。日常の居場所、活動の拠点、新たな発見など、過ごし方・使い方でどこまでも大きくなり、成長する”みんなのくりふと”です。

▽活動の新たな拠点に
ハンドメイド作家 丸山秀子さん
「ぺちぺち工房」という名前で創作活動をしており、主にアクリル雑貨をクリエイターズマーケットや栗山公園で出品しています。2年前に地元の栗山に戻って来て、最先端のファブラボの存在にビックリ。今まで外注の多かった作業も自前で行うことができ、クオリティの向上に繋がっています。スタッフさんたちも私にとってなくてはならない存在です。ぜひ今後ともお世話になります。

▽地元愛を育む活動の場
そらち南さつまいもクラブ 田中誠司さん
私たちが生産しているさつまいものブランド品「由栗いも」を使ったイベント(2月)で利用しました。くりふとを運営する町職員の方の協力もあり、雪山を使ったアクティビティも織り交ぜ、多くの方に楽しんでいただけました。将来子どもたちが、農業通じて体験したことを誇りを持って話せるような地元愛を育む活動になればと思います。今後もイベントの場として利用していきたいです。

▽勉強・憩いの場として
千歳高校3年 村上桜さん
勉強やキッチンカーの利用、友だちと過ごす際に使っています。特に勉強での利用が多く、テスト前には週2~3回は出入りしています。落ち着いた雰囲気でWi-Fiやコンセントもあり、大変過ごしやすい環境だと思います。町内の同世代の子たちもよく利用しているようで、偶然友だちと鉢合わせることもあります。今年は受験を控えており、集中できる場として今後も利用していきたいです。

◆栗山煉瓦創庫くりふとオープン1周年記念企画
開催期間:4/5(金)~5/6(祝)

▽1年を写真で振り返る展示会&特産品が当たるアンケート抽選会
※アンケート抽選会の応募は施設総合案内で受け付けします。
※抽選結果は開催期間終了後に当選者のみにお知らせします。

〈栗山煉瓦創庫くりふと〉
開館時間:9:00~22:00(毎週月曜日(祝日の場合は翌日火曜日)、年末年始は休館)

問い合わせ:
【電話】76-9945

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