▼観光産業
新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、昨年度より各種イベントを通常どおり開催し、当町への観光客の入込数も上半期で53万9千人となっており、コロナ禍前の水準近くまで回復してきております。
海外から日本への旅行者も回復の一途をたどっており、特に東アジア圏からの旅行者数の回復が著しく、函館空港においては、台湾への直行便が再開されたのを皮切りに、香港との直行便も就航され、道南エリアへの訪日外国人も増加しております。
当町においても、国内観光旅行者のみならず、海外旅行者へ向けた観光誘致対策に努めてまいります。
また、環駒ケ岳広域観光協議会との連携を強化し、地域の魅力を情報発信していくことにより、3町への滞在に繋がるよう努めてまいります。
また、都市部より意欲ある方を誘致し、当町に新たな視点や発想で地域観光振興の更なる発掘と情報発信を行うため、地域おこし協力隊制度を活用し、移住者目線による観光振興を積極的に行ってまいります。
町内のイベント等につきましては、今まで行ってきたイベントを生かしながら、国内外の観光客の誘客へ繋がるよう、各種関係団体との協力体制を強化しながら実施してまいります。
昨年5月に実施した森蘭航路を活用した室蘭市との交流事業では、参加者の皆様に、当町の桜、歴史、街並み、特産品などの魅力に触れていただきました。
今後も引き続き、森蘭航路を活用した交流事業を実施し、当町を起点として道南圏の観光へと繋げるよう取り組んでまいります。
道の駅「YOU・遊・もり」再整備につきましては、現施設の有効活用を基本に、休憩・情報発信機能・地域連携機能・防災拠点・地方創生拠点として位置づけられるよう、運営方法の見直し及び施設のリノベーションに対する調査を行ってまいります。
▼ふるさと応援寄附金記念品贈呈事業
ふるさと応援寄附金記念品贈呈事業につきましては、令和5年度途中(12月末時点)の集計で、全国各地から約26億円の寄附金が寄せられ、地域の事業者による多大なるご協力のもと、令和4年度を上回る伸び率をお示しすることができました。
当町を応援していただいた皆様には、感謝とお礼を申し上げます。
当町の恵まれた地域資源を最大限活用したこの事業が、地域経済の活性化、地域産業の振興に大きく貢献していると考えております。
引き続き、より多くの方々に当町の魅力を知っていただくため、返礼品開発や返礼品提供事業者の発掘、情報発信や三大都市圏で開催されるイベントへ参加し、リピーター獲得戦略に力を入れ、地域の事業者とともに連携を図りながら創意工夫を重ね、さらなる寄附額の向上を目指し、「応援したいと思う自治体」となるよう事業を推進してまいります。
▼環境保全・衛生
▽廃棄物処理関係
ごみ処理に関しましては、町民の皆様のご協力により、リサイクルプラザ・最終処分場とも十分にその機能を発揮しており、環境への負荷も軽減されております。今後も引き続きごみの減量化と再資源化に努め、循環型社会の形成を目指してまいります。
不法投棄につきましては、依然として国道や町道への通りすがりの空き缶やペットボトルなどのポイ捨てや、家電等の大型ごみの不法投棄が後を絶ちません。不法投棄は、自然環境を損なうばかりではなく、地域住民の生活環境も害し、環境保全の妨げとなります。
今後も不法投棄は絶対許さないという強い意志をもち、未然防止の啓発として、監視カメラやのぼり・看板等を設置するとともに、森警察署と連携し、パトロールを強化してまいります。
高齢者世帯等ふれあい収集事業につきましては、事業開始から7年目となり、制度も浸透し利用者も増え、順調に推移しております。本年度も引き続き広報等での周知はもちろん、社会福祉協議会や介護支援施設を通じ、ケアマネージャーやホームヘルパーの協力も得ながら高齢者世帯等の在宅生活支援のため、さらなる事業の充実を図ってまいります。
高齢者世帯等に対する有料での「粗大ごみ戸別収集事業」につきましては、利用者も増え、順調に推移しております。今後も広報等を活用しながら広く周知し、さらなる事業の充実を図ってまいります。
また、「ごみステーション等譲与事業」につきましては、町内会からの要望を受け、老朽化が著しいごみステーションを順次更新しておりますが、衛生環境の充実を図るため本年度も継続して実施してまいります。
▽斎場・墓地
墓地及び合葬墓につきましては、適切な管理、運用に努めてまいります。
火葬場につきましては、昨年10月に森町葬苑において火災が発生したことに伴う防火対策を講じた改修を行い、早期に火葬業務を再開できるよう進めてまいります。また、今後も安心して利用いただけるよう、防火対策を徹底し、火葬炉等の適切な維持管理に努めてまいります。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>