■全般概要
山頂火口原浅部の活動がやや活発化していますので、今後の火山活動の推移には注意が必要です。噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)の予報事項に変更はありません。
■噴気など表面現象の状況
山麓に設置した監視カメラで、昭和4年火口のごく弱い噴気が火口縁上10mまで上がるのを観測しました。ごく弱い噴気を観測する日数が増加する傾向が認められていますが、ほかの火口の噴気活動は引き続き低調な状態です。
■地震及び微動の発生状況
昨年12月以降、山頂火口原浅部を震源とする振幅の小さな火山性地震は1月下旬以降やや少なくなりました。地震回数は合計17回で、山頂剣ヶ峰東観測点で高周波地震が観測されました。火山性微動は観測されていません。
■地殻変動の状況
GNSS連続観測では、2022年頃から山頂火口原浅部の膨張を示すとされるわずかな変化が一部の基線で認められています。
問合せ先:函館気象台
【電話】0138-46-2211
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