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〔特集〕標茶町博物館ニタイ・ト開館5周年記念事業 標茶町 アイヌ文化フォーラム

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北海道標茶町

標茶町博物館ニタイ・トが開館より5周年を迎えた事から、標茶町民限定の記念事業として、標茶町コンベンションホールうぃずで「標茶町アイヌ文化フォーラム」を行い、200人を超える方々が集まりました。ゲストとして、アイヌ文化についてさまざまな発信を行っている関根摩耶さん、標茶町ふるさと応援大使の高橋惠子さんをお招きしました。
第1部は平取町二風谷で生まれ育った関根さんによる「私にとってのアイヌ~ニ風谷での育ち~」と題した講演。幼い頃から当たり前のようにアイヌ文化に触れながら育ってきた関根さんだからこそ感じるさまざまな思いと、大人になり改めて感じたアイヌ文化のすばらしさについてお話しされました。
第2部はこのフォーラムに合わせて公開解禁となった標茶町に伝わるアイヌ文化伝承のアニメーション上映を行いました。アニメーションの登場人物のセリフとナレーションは、高橋さんが全て担当され、多彩なシーンに合わせた声の演技を映像とともに楽しみました。

■人は十人十色。違いを認め合うことが大切。
ー故郷の想いを込めてー
第3部は「過去を知り、未来へ向けて」と題したテーマで、パネリストとして高橋さん、関根さんが参加し、標茶町博物館の坪岡始次長がファシリテーターとしてパネルディスカッションを行いました。アイヌ文化との出会いやその魅力、そしてアイヌ文化を未来に伝えていくために必要な提案などがパネリスト両名から発言されました。
最後のメッセージとして高橋さんより「人はそれぞれ十人十色。それぞれの違いを認め合うことが大切」、関根さんからは「アイヌ文化に触れる機会を教育やアイヌ文化の工芸品などだけではなく、さまざまな形にして発信したい」と締め括られました。
3時間を超えるイベントとなりましたが会場は熱気に包まれ、パネルディスカッションの後には参加者からパネリストのお二人にいくつも質問が寄せられました。全体の司会は『ニタイ・ト』の名付け親の一人である、標茶高校の小島すばるさんが担当。素晴らしい進行で大盛況のうちに終わりました。

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