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標茶町女性団体連絡協議会機関紙 かたらい

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北海道標茶町

■令和5年度「女性のつどい」を終えて
総務広報委員長 山口紀子
6月4日にコンベンションホールうぃずで女性のつどいを開催しました。国際ウェットランドセンターの技術委員長新庄久志氏を招き「釧路湿原の動植物と湿原を守るための課題」をテーマに講演をいただきました。今年は標女連の活動を知ってもらおうと標茶町議会議員の皆さんに招待状を差し上げ、町民70人とともに講演をお聞きしました。湿原の成り立ち、構造を学びこれからの湿原の保全と利用の考えをお話ししていただきました。
釧路湿原は1万年~6千年前は海で房総半島のような気候でその後気温の低下、海水面が低下し、湾口部に沙州ができ湿地が出来ました。釧路湿原はアシとスゲ、榛の木の林、水ゴケの湿原の3種類で成り立っているそうです。湿原中心部は栄養分が少ない水の為ボウフラが育つ環境ではなく、蚊がいないことには驚きました。地域の人々、専門家、自治体、旅行会社が一体となり釧路湿原の自然を理解し保全しながら支えてくださるサポーターを国内外に作ることで釧路湿原の観光、地域が活性化されていくと考えられるそうです。ラムサール条約では、人類は湿地がなければ生きていけなかった。古代四大文明は湿地の水、動植物を利用し発展してきました。ただ自然を守るだけではなく保全しながら利用することが大事だと気付きました。釧路湿原のふちに住んでいる私たちを洪水から守り、CO2を浄化し、大地と海を育てる湿原を学習することが出来た1日となりました。
女性のつどいに参加していただいた町民の皆さん、協力してくださった教育委員会の皆さんに感謝を申し上げます。

■第74回全道女性大会に参加して
(根室地方女性大会・羅臼女性団体連絡協議会創立60年記念大会)
標茶町女性団体連絡協議会
事務局 江口サチ子
あいにくの小雨まじりの寒い日でしたが女性が出かけるときは、朝早くから家の仕事をしながら小走りに、少々わくわくして準備をします。最果ての地、羅臼町立知床未来中学校に向かいました。防災の関係からでしょう、丘の上に創られた近代的な中学校が会場です。全道から310人以上が集まり、活気に沸いていました。講師は、世界的にも知られている水中写真家関勝則氏で、流氷とクリオネが昆布と光の中にいる姿や、人のように大きいイカ、オオカミウオの仲良しな姿がとても可愛く、映し出すと今にもスライドから出てくるような感じがする、この人ならではの写真で、次から次へとスライドを見せていただき、感激もひとしおでした。
二つ目の講演は、北方領土元島民後継者として語り部をしている、役場職員の国後島元島民二世が積極的に返還運動をしている姿を発表していただき、今私たちがすることは、返還運動に署名をすることで、早く返還してほしい思いでした。
帰りは、やっぱり羅臼はホッケでしょう、と買い求め、主婦に戻る瞬間を切り替えて家路につきました。

標茶町女性団体連絡協議会「かたらい」
第202号 令和5年8月1日
発行責任者 会長 千葉博子
標女連広報委員会

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