教育行政執行方針(4)

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■スポーツの振興
スポーツの振興については、幼児から高齢者まで、生涯を通じてその健康や体力に応じたスポーツ活動などを推進し、明るく豊かで活力のある社会を形成するうえでも重要な役割を果たしています。
本町のスポーツ活動の推進に大きな役割を担っている体育協会をはじめ、関係団体やスポーツ推進委員などと連携協力を深め、各種スポーツ教室やスポーツ大会を開催するほか、誰もが気軽に参加できる「ヨガ教室」などの健康スポーツや軽スポーツを体験できる機会を計画し、仲間づくりや世代間交流、地域間交流の促進を図ります。
また、本町の「ピピカツ」と連携を図りながら、町民の運動やスポーツに対する機運を盛り上げ、生涯スポーツの普及に努めます。
部活動やスポーツ少年団活動を積極的に支援するとともに、「運動教室」や「水泳教室」、「プール運動会」、「ヒルクライムレース大会」、「ウォーキングラリー」などを実施して、子どもたちが幼児期から運動に親しみ、運動能力の基礎を養うとともに、スポーツ人口の普及拡大と指導者の人材確保、養成、資質向上などに努めます。
多目的室内運動場(いちごアリーナ)の夏期期間の活用促進として、本年度も室内遊具を整備し、子どもたちが安心して楽しく遊ぶことができる場の提供に努めます。また、子どもたちの安全面を考慮し、管理人の配置も行います。
冬季スポーツでは、スキークラブやスキー学校、スノーボードスクールなどの協力のもと、「町民スキー・スノーボード教室」をはじめ、学校のスキー授業やスキー少年団活動を支援するとともに、「町民スキー大会」や各種大会を開催して、スキー場の利用促進と町民の冬季の健康増進を図ります。
本町の体育施設・設備については概ね整備されていますが、老朽化の進んでいる施設もありますので、緊急性の高いものから計画的に施設の整備を行い、町民が安心して楽しく運動やスポーツに親しむことのできる施設運営に努めます。
本年度は、運動公園トイレ自動ドア修繕や親水公園の四阿屋根改修及び木部塗装、電気関係の修繕などを行います。

■新たな時代に向けて
社会の在り方が劇的に変わるSociety5・0時代、新型コロナウイルス感染症拡大など不透明な「予測困難な時代」が到来する中、私たちは様々な知恵を出し合いながら「新しい生活様式」を生み出してきました。
これからの時代は、「ジグソーパズル型」の学力に加え、「レゴブロック型」の学力が求められております。「ジグソーパズル型」の学力は、決まり切った正解を求めるなど、完成に速く到達する能力で、模倣性や情報処理力を特徴とする学力であり、「レゴブロック型」の学力は、自らの世界観や完成図を思い描いて組み立てる能力で、創造性や情報編集力を特徴とする学力です。
つまり、「覚える力だけでなく考える力」、「定まった解を導くだけでなく、実体験をもとにコミュニケーションを重ね新しい解を見つける力」を高めていくことがますます重要になってきます。
比布町教育委員会としては、学校・家庭・地域・行政との連携をこれまで以上に深めながら、本町の持つ豊かな資源を学校教育・社会教育それぞれの場で効果的に活用し、学ぶことの楽しさや分かること・考えることの嬉しさを実感できる教育の実現に努めます。
そして、生涯を通じて主体的に学び続ける意欲を育み、持続可能な社会を創る人材を育成する教育に全力で取り組みます。