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北海道比布町

涼しい今から、脱水症予防!

■水分と体の関係
人の体の60%は水分でできています。例えば、体重60kgの場合、約36kgは水分となります。このため、体の水分の20%を失うと、命に関わる危険があると言われています。

■脱水症とは?
体の中の水と電解質(塩分が水に溶けたもの)で構成される体液が、汗で失われ、補給できない場合に生じるものです。
特に高齢の方は、筋力の衰えにより体内に蓄えられる水分量が減ることや、感覚機能の低下により、喉の渇きを感じにくくなることで、脱水症を起こしやすいと言われています。

■脱水症はどこでも起こる可能性があります!
日差しのある屋外にいなければ、脱水症にはならないと思っていませんか?実は、屋内にいても、条件によっては脱水症になります。
当てはまることがないか確認してみましょう。
・「環境」:室温や湿度の高さ、風通しの悪さ
・「体」:乳幼児や高齢者、体調不良
・「行動」:長時間の作業、水分補給できない状況
また、脱水症の早期発見のポイントを確認して、自分や周りの人の異変に気付けるようにしましょう。

■こんな症状に要注意!早期発見ポイント!
・尿の色が濃い、回数や1回の尿量が減ってきた
・便秘が続いている
・食欲が減った
・口の中が粘々したり、くちびるや皮膚、粘膜が乾燥する
・ボーッとして活動性が低下する(体がだるい、めまい、頭痛、発熱、意識の低下)

■脱水症対策ポイント
・外出時は必ず水分を持ち歩きましょう
・暑い日に出かけるときは直射日光を避けて日陰を歩き、涼んで休憩しましょう・室内温度が28度を超えないよう、エアコンや扇風機を活用しましょう
・室内にいるときにも手の届くところに水分を置いて、こまめに補給しましょう。

■1日に必要な水分量は?
では、1日どのくらい水分をとればよいでしょうか?
1日に最低限、必要な水分摂取量は以下の方法で算出できます。
必要水分摂取量(ミリリットル/日)=必要量(30ミリリットル)×実測体重(kg)
※例体重50kgの場合1,500ミリリットル/日
※腎臓などに持病がある方は、飲水量に制限がある場合がありますので主治医に相談してください。

■水分補給のポイント
・麦茶などのカフェインを含まない飲み物を摂る。(カフェインやアルコールには利尿作用があり、脱水になりやすいです。)
・大量に汗をかいて、水を飲むときは適度な塩分も摂る。(水だけ飲んでいると、電解質のバランスが崩れることがあります。経口補水液(※)の利用も有効です。)
※経口補水液とは
食塩とブドウ糖を適切な濃度で水に溶かしたもの。水のよりも小腸における水分の吸収が円滑に行われるため、脱水症状の改善に有効とされています。

問合せ:町地域包括支援センター(役場保健福祉課内)
【電話】85-2112(直通)

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