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自治体の皆さまへ

〔特集〕第13次まちづくり計画がスタートします(8)

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北海道比布町

◇学びを活かす地域社会の実現
潤いのある生活と活力ある地域づくりの推進のためには、生涯を通して学び、その成果を活かせる環境をつくることが重要です。
生涯学習の推進については、「人生100年時代」、「超スマート社会」の到来など、社会が大きな転換点を迎える中、町民一人ひとりが生涯を通して学び、町民同士が「つどう」「まなぶ」「むすぶ」場としての公民館活動の充実を図ります。
通年寺子屋「ほくれい塾」は、5・6年生を対象に、学校では学べない学習や運動など多種多様な学びを提供し、教員や地域の方々の協力のもと、子どもたちに多くの体験・経験を積み重ねる場として開設します。
放課後児童クラブは、本年度から比布中央学校内に移転するとともに、総合的に統括・管理する所長を配置することで、イベント企画など多様な体験活動を取り入れ、異学年交流の充実を図るなど、家庭や学校に代わる成長の場として運営します。
なお、放課後児童クラブ移転に伴い、青少年会館アスベスト含有量事前調査と青少年会館(体育館以外)の解体工事を行います。
子ども会育成員連絡協議会が開催する「子ども会廃品回収」や「クリスマス会」などを通して、リーダー育成にも努めます。
「二十歳のつどい」については、人生の節目に改めてこれまで育んでくれた人々や地域に感謝し、大人としての行動をとっていくための機会として、さらに趣向を凝らした内容で開催します。
高齢者教育の推進について、白寿大学では、健康で意欲を持って仲間と楽しみながら学び続けることのできる喜びを体験し、生きがいのある人生観の確立と社会参加を目指して主体的な活動を支援するとともに、さらに魅力ある白寿大学をめざして様々な改善を図り、誰でも参加しやすい学びの提供に努めます。
福祉会館・分館は、町民の大切な学びや交流の場として、自主的な文化活動や趣味活動に取り組んでおり、今後もニーズに応じた各種講座や教室を開設して活動の輪を広げるよう支援するとともに、情報紙「まなびっぷ」を通して、一層の普及に努めます。
町民の自主的な文化活動が充実するよう、「町民文化祭」など、文化・芸術活動の振興を図り、町民が身近に文化・芸術に触れ、創作し、表現する機会の提供に努め、図書館や遊湯ぴっぷでの作品展示などを積極的に進めます。
本年度は、郷土資料館の全面改修を行います。建物自体が歴史資料であることを生かした躯体工事や、展示資料、レイアウトの見直しなどの内部改修を行い、鈴木邸の適正な営繕と維持管理にも努めます。
図書館活動の推進について、本年度は、サーバー・システムの更新を行い、さらに学校図書館と連携し、学校図書の充実や、効果的な書架整理に向けて図書館司書による支援を実施するとともに、安心して利用できる環境や「としょかんまつり」やクリスマスイベント、読書感想文コンクールなどの実施や定期的な特設展の開催など、魅力的で独創的な図書館運営に努めます。
ブックスタート事業は、本年度も4か月健診児を対象に実施します。
また、3歳児に本を贈呈するブックステップアップ事業も実施し、乳幼児期から途切れなく多くの本と出会う環境整備に努めます。

◇スポーツの振興
スポーツの振興については、町民一人ひとりが健康で活力に満ちた地域社会を築くため、体育協会などの関係団体やピピカツ事業と連携を図りながら、町民の運動やスポーツに対する機運を盛り上げ、生涯スポーツの普及に努めます。
各種スポーツ大会を開催するほか、誰もが気軽に参加できる「ヨガ教室」などの健康スポーツや軽スポーツを体験できる機会を増やし、仲間づくりや世代間交流、地域間交流の促進を図ります。
部活動やスポーツ少年団活動の支援に努め、子どもたちが幼児期から運動に親しみ、運動能力の基礎を養うために、「(幼児・前期・後期)運動教室」や「水泳教室」、「ウォーキングラリー」などを開催します。
多目的室内運動場(いちごアリーナ)の夏期期間の活用促進の一環として、魅力ある遊具を備えた「あそぴっぷ」など、楽しいイベントを開催し、安心して多くの子どもたちに遊んでもらえるよう努めます。
冬季スポーツでは「町民スキー大会」などを開催して、スキー場の利用促進と町民の冬季の健康増進を図り、比布スキー学校、スキークラブ、スノーボードスクールの指導のもと技術の向上に努めます。
体育施設・設備について、本年度は、体育館油面制御装置修繕や運動公園内長ベンチ修繕、球場・多目的広場のピッチャープレートの取替えなどを行いますが、ナイター使用についてはこれまでの使用状況を考慮し、廃止します。

◇新たな時代に向けて
近年の技術革新により、これまで人間が行ってきた作業を機械やコンピューターが行うようになりましたが、「考える」という行為は人間にしかできません。単に答えを導き出すのではなく、仲間と一緒に考え、自発的に調べて問題を解決することが重要となります。
教科の枠にとらわれず、総合的に学習する「STEAM教育」では、自ら問題を見つけて解消する解決能力だけでなく、相手の意見も認め受け止める協調性も学びます。
教育委員会は、学校・家庭・地域・行政による連携協力をとこれまで以上に強め、子どもたちが様々な情報を活用しながらそれを統合し、課題の発見・解決や社会的な価値の創造に結び付けていく資質・能力の育成に取り組みます。

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